リフォーム費用の平均はいくら?戸建て・マンションの相場と内訳
国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査」によると、リフォーム資金の平均は154万円、中央値は48万円でした(三大都市圏の調査)。自己資金比率は85.5%と高く、借入に頼らず手持ちの資金でまかなう世帯が中心です。この記事では平均・中央値の内訳、資金の調達方法、リフォームの内容・動機の割合を、原典の数値だけで整理します。
リフォーム費用の平均・中央値
国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査」(令和7年6月公表)によると、令和5年度中にリフォームを行った世帯のリフォーム資金は、平均154万円・中央値48万円でした(注文住宅は全国調査、リフォーム住宅を含むその他の住宅は三大都市圏の調査)。
平均が中央値の3倍以上になっているのは、水回り設備の交換など数十万円規模の工事を行った世帯が多い一方で、数百万円規模の大規模リフォームを行った世帯も一定数含まれ、平均値を押し上げているためです。自分の見積り額が「平均より高いか低いか」を見るときは、中央値の48万円のほうが実態に近い目安になります。
注文住宅・既存住宅との比較
同じ調査で、注文住宅の購入資金は平均6,188万円、既存(中古)戸建住宅は平均2,917万円でした。リフォーム資金の154万円は、これらと比べるとかなり小さい金額です。
戸建て・マンションで平均は違うか
この調査では、リフォーム住宅は戸建て・マンションを分けずに「リフォーム住宅」1区分として集計されており、戸建て・マンション別の平均額は公表されていません。工事の内容や建物の規模によって金額は大きく変わるため、正確な費用を知りたい場合は複数のリフォーム会社から見積もりを取って比較することが必要です。
資金の内訳(自己資金・借入金)
リフォーム資金に占める自己資金の比率(自己資金比率)は85.5%でした。平均154万円のうち自己資金がおよそ132万円、借入金がおよそ22万円という内訳になります。
この自己資金比率は、注文住宅の新築(32.2%)、既存(中古)戸建住宅の購入(36.6%)と比べてかなり高い水準です。リフォームは金額が住宅の新築・購入に比べて小さいため、ローンを組まず預貯金などの自己資金でまかなう世帯が中心になっています。
リフォームの内容・動機の割合
同調査では、リフォームの内容(複数回答)についても割合が公表されています。令和6年度は「冷暖房設備等の変更」が34.2%で最も多く、次いで「住宅内の設備の改善・変更」が32.9%、「住宅外の改善・変更」が24.7%でした。
リフォームの動機(複数回答)は「住宅がいたんだり汚れたりしていた」が32.1%で最も多く、「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」を挙げた世帯も19.4%ありました。水回り設備の老朽化がリフォームのきっかけになっている世帯が一定数いることが分かります。
なお、部位(キッチン・浴室・トイレなど)ごとの金額は、この調査では公表されていません。
空き家をリフォームする場合
この調査は「住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯」が対象で、長期間人が住んでいなかった空き家特有の傷み(配管の劣化・シロアリ被害など)は反映されていません。相続した実家など空き家のリフォーム費用を延床面積・築年数・工事範囲から概算したい場合は、空き家リフォーム費用シミュレーターで建て替えとの比較も含めて試算できます。
リフォームして貸すか、それとも売却するか迷っている場合は空き家をリフォームして賃貸に出す費用対効果と収益シミュレーションで、費用対効果の考え方を整理しています。
よくある質問
リフォーム費用の平均はいくらですか?
国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査」によると、リフォーム住宅世帯のリフォーム資金の平均は154万円、中央値は48万円でした(三大都市圏の調査)。平均と中央値の差が大きいのは、数十万円規模の小さな工事から数百万円規模の大規模リフォームまで幅があるためです。
戸建てとマンションでリフォーム費用の平均は違いますか?
この調査では、リフォーム住宅は戸建て・マンションを分けずに1区分で集計されており、公的統計として戸建て・マンション別の平均額は公表されていません。工事の内容によって金額は変わるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
水回り(キッチン・お風呂)のリフォーム費用の平均はありますか?
この調査に部位別(キッチン・浴室など)の金額データはありません。ただし「住宅内の設備の改善・変更」を行った世帯は32.9%、リフォームの動機として「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」を挙げた世帯は19.4%あり、水回りの設備改善は多くの世帯が行っていることが分かります。
リフォーム資金はどうやって用意していますか?
同調査によると、リフォーム資金に占める自己資金の比率(自己資金比率)は85.5%で、注文住宅(32.2%)や既存住宅の購入(36.6〜43.8%)に比べてかなり高くなっています。リフォームは金額が比較的小さいため、借入をせず自己資金でまかなう世帯が多いことが分かります。
空き家のリフォーム費用はどう試算すればいいですか?
国交省の調査は「住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯」が対象で、空き家特有の傷み(長期間放置した設備・配管の劣化など)は反映されていません。空き家の延床面積・築年数・工事範囲から概算したい場合は空き家リフォーム費用シミュレーターで試算できます。