火災保険 読了時間:約8分

火災保険の相場はいくら|一戸建て(木造)5.1万円・全体平均4万円

損害保険料率算出機構「火災保険・地震保険の概況(2025年度版)」の住宅物件構造別統計(2024年度)によると、新規契約1件あたりの平均保険料は全体で40,394円、木造の戸建てなど(H構造)は51,168円、鉄骨造の戸建てなど(T構造)は35,831円、コンクリート造マンションなど(M構造)は25,027円でした(保険期間は1年・5年・10年などさまざまで、これらを合わせた1件あたりの平均です)。一戸建て・空き家それぞれの場合と、保険期間(1年・5年・10年)による違いをまとめました。

火災保険の平均保険料(構造別)

損害保険料率算出機構が公表する「火災保険・地震保険の概況(2025年度版)」の住宅物件構造別統計表(2024年度)から、新規契約1件あたりの平均保険料(保険料合計÷契約件数)を構造別にまとめました。

構造 平均保険料(1件あたり)
コンクリート造マンションなど(M構造) 25,027円
鉄骨造の戸建てなど(T構造) 35,831円
木造の戸建てなど(H構造) 51,168円
その他・不明 25,967円
全体平均 40,394円

損保料率機構は「火災保険参考純率」の解説で、建物の構造に応じて火災が起きたときの燃え広がり方や被害の程度が異なるため、構造区分を設けていると説明しています。区分の目安は、M構造がコンクリート造マンションなど、T構造が鉄骨造の戸建ての建物など、H構造が木造の建物などです。この統計は2024年度に新規契約した1件あたりの平均で、実際の保険金額・補償内容・保険期間によって金額は変わります。

一戸建て(木造・鉄骨)の場合

一戸建てに多い木造の建物(H構造)は1件あたり51,168円で、構造別では最も保険料が高くなっています。鉄骨造の戸建てなど(T構造)は1件あたり35,831円で、H構造より1万5千円ほど低い水準です。

中古住宅や築年数の古い家について、損保料率機構の統計には築年数別の平均保険料は示されていないため、「築30年ならいくら」という金額をこの統計から出すことはできません。ただし参考純率には築年数による較差があり、2019年10月の改定案内は、築5年未満の建物に平均28%、築5年以上10年未満の建物に平均20%の割引(建物のみ。割引率は都道府県・構造などで異なる)を導入するとしています。築10年以上は割引の対象外で、築年数がさらに古い住宅だけの区分は、この改定案内には書かれていません。実際の保険料は保険会社ごとの契約内容や割引制度によって変わるため、見積もりで確認する必要があります。

空き家の場合の注意点

損保料率機構は、火災保険の「住宅物件」を「住居としてのみ使用する建物」と定義しています。人が住んでいない空き家は、この「住居として使用する」という条件に当てはまらない場合があり、オフィスビルや学校などと同じ「一般物件」(住宅物件・工場物件・倉庫物件のいずれにも該当しないもの)として扱われることがあります。実際にどちらの扱いになるかは保険会社ごとの規定によるため、契約前の確認が欠かせません。

一方で、火災保険の一括見積もりサービスの入力フォームには、建物のご使用方法の選択肢に「居住のみ」「店舗併用住宅」と並んで「空き家」が用意されているものもあり、空き家として見積もりを依頼すること自体は可能です。相続した実家などが空き家になっている場合の名義変更や空き家専用保険の詳しい選び方は、相続した家の火災保険・地震保険の継続手続きで解説しています。

保険期間(1年・5年・10年)による違い

同調査(2024年度)の住宅物件保険期間別統計表から、契約期間ごとの新規契約件数の割合と、契約期間全体でみた平均保険料をまとめました。

保険期間 新契約件数の割合 平均保険料(契約期間全体)
1年 23.3% 22,454円
5年 57.0% 55,738円
10年 1.1% 23,337円

2024年度の新規契約では5年契約が57.0%と最も多く、1年契約(23.3%)、2年契約(15.8%)が続きます。10年契約は1.1%とわずかです。表の金額はそれぞれの契約期間全体でみた保険料の平均で、契約ごとに保険金額や建物の構成が異なるため、1年契約の金額を単純に5倍・10倍して5年・10年契約の金額と比べることはできません。何年契約が自分に合っているかは、複数の保険会社の見積もりを比較して判断するのが確実です。

保険料を安くする方法

火災保険は同じ建物・同じ補償内容でも保険会社によって保険料が異なります。水災・盗難など必要な補償だけに絞って複数の保険会社・代理店から見積もりを取り、比較することが、自分にとっての相場を知る近道です。

よくある質問

火災保険の平均保険料はいくらですか?

損害保険料率算出機構「火災保険・地震保険の概況(2025年度版)」の住宅物件構造別統計(2024年度)によると、新規契約1件あたりの平均保険料(保険期間を問わない平均)は全体で40,394円でした。建物の構造別では、木造の戸建てなど(H構造)が51,168円、鉄骨造の戸建てなど(T構造)が35,831円、コンクリート造マンションなど(M構造)が25,027円です。

一戸建て(木造)の火災保険はなぜ高いのですか?

損保料率機構は、建物の構造に応じて火災が起きたときの燃え広がり方や損害の程度が異なるとして、構造ごとにリスク区分(M・T・H構造)を設けていると説明しています。木造の建物(H構造)はコンクリート造や鉄骨造に比べてリスク区分上の評価が高く、平均保険料も最も高くなっています。

中古住宅や築年数の古い家は火災保険料が高くなりますか?

損保料率機構が公表する統計には、築年数別の平均保険料は示されていません。ただし参考純率には築年数による較差があり、2019年10月の改定案内は、築5年未満の建物に平均28%、築5年以上10年未満の建物に平均20%の割引(建物のみ。割引率は都道府県・構造などで異なる)を導入するとしています。築10年以上は割引の対象外で、築年数がさらに古い住宅だけの区分は、この改定案内には書かれていません。実際の保険料は保険会社ごとの契約内容によるため、見積もりで確認する必要があります。

空き家でも火災保険の一括見積もりはできますか?

できます。インズウェブの火災保険一括見積もりの入力フォームでは、「建物のご使用方法」の選択肢に「居住のみ」「店舗併用住宅」と並んで「空き家」が用意されており、空き家として見積もりを依頼できます(2026年9月確認)。

火災保険は何年契約にすればいいですか?

損保料率機構の統計(2024年度)では、住宅物件の新規契約のうち5年契約が57.0%と最も多く、1年契約が23.3%、2年契約が15.8%、10年契約は1.1%でした。何年契約が向いているかは保険会社や補償内容によっても変わるため、複数社の見積もりを比較して判断するのが確実です。

参考・出典

運

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