相続登記は 2024年4月 から義務化。正当な理由なく3年以内に登記しないと最大10万円の過料対象です

海士町(島根県)の将来推計人口

島根県海士町の人口は、2024年の住民基本台帳で2,209人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に1,605人となり、 2024年と比べて−27.3%(−604人)と見込まれています。

海士町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)

−27.3%

2024年 2,209人 → 2050年 1,605人(−604人)

2050年までに減少全国 1092位 / 1,897市区町村(減少率が大きい順)島根県内 15位 / 19市区町村

海士町の人口データ

2024年の人口(住民基本台帳)
2,209人
2040年の推計人口
1,766人
2050年の推計人口
1,605人
2024年→2050年の増減率
−27.3%
2024年→2050年の増減数
−604人
全国順位(減少率が大きい順)
1092位 / 1,897市区町村
島根県内の順位(減少率が大きい順)
15位 / 19市区町村
島根県全体の増減率
−22.7%

3割前後の減少という水準です。2050年の人口は1,605人という規模です。2,209人という規模では、数十世帯の転出入でも推計との差が生じます。減る人数にすると千人未満で、集落単位の話に近い規模です。2040年までに減少のほとんどが進む形で、変化は前半に集中します。

2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。

海士町の人口の推移(1995年〜2050年推計)

海士町の人口は、国勢調査で1995年の2,857人が最も多く、 直近の2020年は2,267人でした。 2050年の推計値1,605人は、1995年と比べて−43.8%にあたります。

人口のピークは1995年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより20.7%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では3.7%減りました。

1,5001,9002,2002,6003,00019952000200520102015202020402050
国勢調査(実績)将来推計(2040・2050年)2024年 住民基本台帳
人口区分前の時点からの増減率
1995年2,857人国勢調査
2000年2,672人国勢調査−6.5%
2005年2,581人国勢調査−3.4%
2010年2,374人国勢調査−8.0%
2015年2,353人国勢調査−0.9%
2020年2,267人国勢調査−3.7%
2040年1,766人将来推計−22.1%
2050年1,605人将来推計−9.1%

国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。

海士町の社会増減(転入 − 転出)

海士町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が1,014人、転出が955人、 差し引き+59人でした。 直近の2024年は16人の転入超過です。 この6年のうち2年が転出超過でした。

0201920202021202220232024
転入超過(人口が流入)転出超過(人口が流出)
転入者数転出者数社会増減
2019年142人152人−10人
2020年146人142人+4人
2021年173人134人+39人
2022年191人170人+21人
2023年169人180人−11人
2024年193人177人+16人

6年間の社会増は人口1,000人あたり26.7人(差し引き59人)で、周辺から人が集まる側にあります。直近2024年の転入は193人、転出は177人で、人口1,000人あたりでは87.4人と80.1人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。規模が小さい自治体では、一世帯の転出でも数字が動きます。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。

社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。

海士町の死亡数と相続の発生ペース

海士町の死亡数は、2023年で28人でした。 2024年の人口2,209人に対して、1,000人あたり12.7人にあたります。 2018年の24人と比べると+16.7%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、海士町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。

死亡数
2018年24人
2019年47人
2020年40人
2021年28人
2022年32人
2023年28人

人口規模が小さく、相続の発生も限られた件数にとどまります。直近2023年の死亡数は28人、人口1,000人あたりでは12.7人で、全国の中位付近にあたります。2018年と比べると死亡数は16.7%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。3割前後の減少が見込まれる地域では、相続のたびに使われない家が増える可能性があります。

死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。

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全国・島根県内での位置づけ

海士町の2024年→2050年の増減率は−27.3%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1092位(減少率が大きいほうから約58%の位置)で、 人口が保たれる順では806位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、海士町はこれより 減少率が11.6ポイント大きくなっています。

島根県内では、19市区町村のうち減少率が大きい順で15位です。 島根県全体の増減率は−22.7%で、県内で最も減少率が大きいのは津和野町(−49.5%)、 最も人口が保たれるのは出雲市(−12.7%)です。

将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。

全国では人口が保たれるほうから約42%の位置にあり、減り方は平均より小さめです。島根県内では人口が保たれるほうから3分の1に入ります。島根県全体(−22.7%)より減少率は大きめです。3割前後の減少は、住宅の買い手・借り手が同じ割合で減っていくということです。ピーク時の6割強という水準まで下がると、住宅の需給は明確に緩みます。

流入が続く地域では、推計を上回る形で人口が保たれることもあります。人口規模が小さい自治体では、推計そのものの幅も大きくなります。相続の発生ペースは全国の平均並みです。2040年までの減少は2割弱で、当面の変化は緩やかです。増減率が近い沖縄県今帰仁村(−27.3%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。

海士町で家を相続した・空き家を持っている場合

使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。

3割前後減る地域では、貸す場合の借り手も同じ割合で減っていきます。人口規模が小さい自治体では、買い手・借り手の母数そのものが限られます。流入が大きい地域では、賃貸需要も比較的しっかりしています。直近年の転入超過は大きく、賃貸需要は比較的しっかりしています。毎年一定の相続が起きるため、似た条件の家が並ぶ場面もあります。

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出典

将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」

住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」

総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」

いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201

https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp

将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・島根県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。