鹿児島県湧水町の人口は、2024年の住民基本台帳で8,294人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に4,513人となり、 2024年と比べて−45.6%(−3,781人)と見込まれています。
湧水町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−45.6%
2024年 8,294人 → 2050年 4,513人(−3,781人)
4割台半ばの減少という推計で、住宅・商業・交通のいずれも規模の見直しが避けられません。全国の合計(−15.7%)との差は29.9ポイントで、全国より減り方が大きい側です。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は9.0%の減少で、推計より速いペースで進んでいる可能性があります。鹿児島県は47都道府県のうち減少率が上位のグループにあります。2040年までに29.0%減る推計です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
湧水町の人口は、国勢調査で1995年の13,537人が最も多く、 直近の2020年は9,119人でした。 2050年の推計値4,513人は、1995年と比べて−66.7%にあたります。
人口のピークは1995年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより32.6%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では11.7%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 13,537人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 13,237人 | 国勢調査 | −2.2% |
| 2005年 | 12,566人 | 国勢調査 | −5.1% |
| 2010年 | 11,595人 | 国勢調査 | −7.7% |
| 2015年 | 10,327人 | 国勢調査 | −10.9% |
| 2020年 | 9,119人 | 国勢調査 | −11.7% |
| 2040年 | 5,885人 | 将来推計 | −35.5% |
| 2050年 | 4,513人 | 将来推計 | −23.3% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
湧水町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が1,890人、転出が2,086人、 差し引き−196人でした。 直近の2024年は6人の転出超過(2年連続)です。 この6年のうち4年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 295人 | 369人 | −74人 |
| 2020年 | 334人 | 374人 | −40人 |
| 2021年 | 303人 | 296人 | +7人 |
| 2022年 | 351人 | 344人 | +7人 |
| 2023年 | 276人 | 366人 | −90人 |
| 2024年 | 331人 | 337人 | −6人 |
6年間の社会減は人口1,000人あたり23.6人(差し引き196人)で、全国のなかでは転出が多いほうです。この規模では、社会増減の数十人が住宅の需要に直結します。6年のうち4年が転出超過でした。同じ向きが2年続いています。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
湧水町の死亡数は、2023年で195人でした。 2024年の人口8,294人に対して、1,000人あたり23.5人にあたります。 2018年の185人と比べると+5.4%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、湧水町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 185人 |
| 2019年 | 169人 |
| 2020年 | 194人 |
| 2021年 | 167人 |
| 2022年 | 195人 |
| 2023年 | 195人 |
直近2023年の死亡数は195人、人口1,000人あたりでは23.5人で、高齢化の進み方がそのまま表れています。4割台半ばの人口減が見込まれる地域では、相続後の空き家化が進みやすくなります。2018年と比べると死亡数は5.4%増えています。相続の発生は年間でも限られた件数です。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
湧水町の2024年→2050年の増減率は−45.6%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 395位(減少率が大きいほうから約21%の位置)で、 人口が保たれる順では1503位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、湧水町はこれより 減少率が29.9ポイント大きくなっています。
鹿児島県内では、43市区町村のうち減少率が大きい順で7位です。 鹿児島県全体の増減率は−24.9%で、県内で最も減少率が大きいのは南大隅町(−57.4%)、 最も人口が保たれるのは龍郷町(−15.4%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率では上位2割に入ります。鹿児島県のなかでも減り方が大きい部類に入ります。鹿児島県全体(−24.9%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。4割台半ばの減少は、住宅の需要が大きく細ることを意味します。ピークから6割以上減る地域では、当時に建てられた住宅が余っていきます。
死亡数の多さは、相続を通じた住宅の世代交代が急速に進むことを意味します。この規模では、大きな事業所の増減が推計を上回る影響を持つこともあります。2040年までに29.0%減るため、変化は次の世代の話ではありません。社会減が続く地域では、推計より早く人口が減る可能性も残ります。増減率が近い大分県玖珠町(−45.6%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
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4割台半ばの人口減が前提の地域では、時間の経過が条件に効いてきます。相続物件が次々と出る地域では、条件の差がそのまま成否につながります。成約事例が少なく、相場がつかみにくい規模です。2040年までに29.0%減るため、次の10年の判断が結果を分けます。社会減が続くなかでは、借り手が決まるまでの期間は長めに見ておくのが無難です。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・鹿児島県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。