相続登記は 2024年4月 から義務化。正当な理由なく3年以内に登記しないと最大10万円の過料対象です

阿蘇市(熊本県)の将来推計人口

熊本県阿蘇市の人口は、2024年の住民基本台帳で24,170人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に15,160人となり、 2024年と比べて−37.3%(−9,010人)と見込まれています。

阿蘇市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)

−37.3%

2024年 24,170人 → 2050年 15,160人(−9,010人)

2050年までに減少全国 723位 / 1,897市区町村(減少率が大きい順)熊本県内 22位 / 50市区町村

阿蘇市の人口データ

2024年の人口(住民基本台帳)
24,170人
2040年の推計人口
18,203人
2050年の推計人口
15,160人
2024年→2050年の増減率
−37.3%
2024年→2050年の増減数
−9,010人
全国順位(減少率が大きい順)
723位 / 1,897市区町村
熊本県内の順位(減少率が大きい順)
22位 / 50市区町村
熊本県全体の増減率
−21.0%

4割前後減る見通しで、世帯数の減少もこれに近い形で進みます。2040年の時点で24.7%まで減っている見通しです。2040年から2050年にかけても1割台半ばの減少が続きます。熊本県全体では、全国の中位から下位寄りの減り方です。全国の合計(−15.7%)との差は21.5ポイントで、全国より減り方が大きい側です。

2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。

阿蘇市の人口の推移(1995年〜2050年推計)

阿蘇市の人口は、国勢調査で1995年の31,364人が最も多く、 直近の2020年は24,930人でした。 2050年の推計値15,160人は、1995年と比べて−51.7%にあたります。

人口のピークは1995年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより20.5%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では7.7%減りました。

13,90018,60023,30028,00032,60019952000200520102015202020402050
国勢調査(実績)将来推計(2040・2050年)2024年 住民基本台帳
人口区分前の時点からの増減率
1995年31,364人国勢調査
2000年30,457人国勢調査−2.9%
2005年29,636人国勢調査−2.7%
2010年28,444人国勢調査−4.0%
2015年27,018人国勢調査−5.0%
2020年24,930人国勢調査−7.7%
2040年18,203人将来推計−27.0%
2050年15,160人将来推計−16.7%

国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。

阿蘇市の社会増減(転入 − 転出)

阿蘇市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が4,990人、転出が6,007人、 差し引き−1,017人でした。 直近の2024年は122人の転出超過(3年連続)です。 この6年のうち5年が転出超過でした。

0201920202021202220232024
転入超過(人口が流入)転出超過(人口が流出)
転入者数転出者数社会増減
2019年863人1,278人−415人
2020年758人993人−235人
2021年858人836人+22人
2022年798人1,049人−251人
2023年916人932人−16人
2024年797人919人−122人

6年間の社会減は人口1,000人あたり42.1人(差し引き1,017人)で、転出超過が定着しています。6年のうち5年で転出が転入を上回っています。3〜4年連続で同じ向きが続いており、単年の振れではありません。直近2024年の転入は797人、転出は919人で、人口1,000人あたりでは33.0人と38.0人にあたります。平均的な水準です。

社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。

阿蘇市の死亡数と相続の発生ペース

阿蘇市の死亡数は、2023年で464人でした。 2024年の人口24,170人に対して、1,000人あたり19.2人にあたります。 2018年の384人と比べると+20.8%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、阿蘇市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。

死亡数
2018年384人
2019年428人
2020年374人
2021年425人
2022年489人
2023年464人

直近2023年の死亡数は464人、人口1,000人あたりでは19.2人で、全国のなかでは高い部類に入ります。2018年と比べると死亡数は20.8%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。4割前後の減少が前提の地域では、相続した家の使い道を早めに決める意味が大きくなります。相続の発生は毎年まとまった件数にのぼります。

死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。

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全国・熊本県内での位置づけ

阿蘇市の2024年→2050年の増減率は−37.3%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 723位(減少率が大きいほうから約38%の位置)で、 人口が保たれる順では1175位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、阿蘇市はこれより 減少率が21.5ポイント大きくなっています。

熊本県内では、50市区町村のうち減少率が大きい順で22位です。 熊本県全体の増減率は−21.0%で、県内で最も減少率が大きいのは球磨村(−75.5%)、 最も人口が保たれるのは菊陽町(+6.0%)です。

将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。

減少率は全国平均よりやや大きい位置にあります。熊本県内では22位で、上位半分にあたります。熊本県全体(−21.0%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。4割前後の減少になると、空き家は個別の事情ではなく地域全体の問題になります。ピークの半分という水準は、住宅の数が世帯数を大きく上回ることを意味します。

空き家の34.7%で腐朽・破損が確認されており、建て替えや解体を含む対応が必要な段階です。いまの空き家の半分前後は行き先が決まっていない住宅で、人口減はそこに上乗せされます。空き家率が18.9%に達しており、住宅の余剰は表面化しています。転出超過が続いていることは、推計の方向と一致しています。増減率が近い千葉県睦沢町(−37.3%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。

阿蘇市で家を相続した・空き家を持っている場合

使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。

4割前後減る地域では、早く決めた家から順に選択肢が残ります。空き家率が2割に迫る地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくほうが進みます。相続の発生が速い地域では、売り出す時期の選び方が結果を左右します。転出超過が定着している地域では、早めの判断が結果を左右します。買い手・借り手の側に強い選択権があります。

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出典

将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」

住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」

総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」

いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201

https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp

将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・熊本県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。