熊本県南小国町の人口は、2024年の住民基本台帳で3,804人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に2,473人となり、 2024年と比べて−35.0%(−1,331人)と見込まれています。
南小国町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−35.0%
2024年 3,804人 → 2050年 2,473人(−1,331人)
3割台半ばの減少が見込まれています。2050年の人口は2,473人という規模です。3,804人という規模では、数十世帯の転出入でも推計との差が生じます。2040年までに減少のほとんどが進む形で、変化は前半に集中します。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は1.4%の増加で、直近では減少が止まっています。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
南小国町の人口は、国勢調査で1995年の4,818人が最も多く、 直近の2020年は3,750人でした。 2050年の推計値2,473人は、1995年と比べて−48.7%にあたります。
人口のピークは1995年で、その後は増えた回を挟みながら2020年にはピークより22.2%低い水準になりました。直近の国勢調査(2015年→2020年)では7.4%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 4,818人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 4,657人 | 国勢調査 | −3.3% |
| 2005年 | 4,687人 | 国勢調査 | +0.6% |
| 2010年 | 4,429人 | 国勢調査 | −5.5% |
| 2015年 | 4,048人 | 国勢調査 | −8.6% |
| 2020年 | 3,750人 | 国勢調査 | −7.4% |
| 2040年 | 2,855人 | 将来推計 | −23.9% |
| 2050年 | 2,473人 | 将来推計 | −13.4% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
南小国町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が1,299人、転出が1,301人、 差し引き−2人でした。 直近の2024年は15人の転出超過です。 この6年のうち3年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 218人 | 230人 | −12人 |
| 2020年 | 182人 | 202人 | −20人 |
| 2021年 | 192人 | 180人 | +12人 |
| 2022年 | 238人 | 219人 | +19人 |
| 2023年 | 241人 | 227人 | +14人 |
| 2024年 | 228人 | 243人 | −15人 |
直近2024年の転入は228人、転出は243人で、人口1,000人あたりでは59.9人と63.9人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。規模が小さい自治体では、一世帯の転出でも数字が動きます。6年間の社会減は人口1,000人あたり0.5人(差し引き2人)で、転入と転出はほぼ釣り合っています。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
南小国町の死亡数は、2023年で74人でした。 2024年の人口3,804人に対して、1,000人あたり19.5人にあたります。 2018年の79人と比べると−6.3%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、南小国町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 79人 |
| 2019年 | 80人 |
| 2020年 | 65人 |
| 2021年 | 79人 |
| 2022年 | 79人 |
| 2023年 | 74人 |
2018年と比べると死亡数は6.3%減っています。直近2023年の死亡数は74人、人口1,000人あたりでは19.5人で、全国のなかでは高い部類に入ります。人口規模が小さく、相続の発生も限られた件数にとどまります。3割台半ばの人口減が見込まれるなかでは、相続と住宅の余剰は同時に進みます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
南小国町の2024年→2050年の増減率は−35.0%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 820位(減少率が大きいほうから約43%の位置)で、 人口が保たれる順では1078位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、南小国町はこれより 減少率が19.3ポイント大きくなっています。
熊本県内では、50市区町村のうち減少率が大きい順で26位です。 熊本県全体の増減率は−21.0%で、県内で最も減少率が大きいのは球磨村(−75.5%)、 最も人口が保たれるのは菊陽町(+6.0%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率は全国平均よりやや大きい位置にあります。熊本県内の順位は下位半分で、県内では減り方が小さいほうです。熊本県全体(−21.0%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。3割台半ばの減少では、既存の住宅ストックのほうが世帯数より多くなっていきます。ピーク時の6割強という水準まで下がると、住宅の需給は明確に緩みます。
人口規模が小さい自治体では、推計そのものの幅も大きくなります。相続の発生ペースは全国的に見て速い部類です。社会増減はほぼ均衡しており、人口の変化は出生と死亡で決まります。2040年の時点で24.9%という減り方です。増減率が近い埼玉県寄居町(−35.0%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
3割台半ばの減少が見込まれるなかでは、保有し続ける費用と将来の値段を見比べる必要があります。人口規模が小さい自治体では、買い手・借り手の母数そのものが限られます。相続の発生が速い地域では、売り出す時期の選び方が結果を左右します。転出入がほぼ均衡しているため、需要は当面横ばいとみられます。2040年までに24.9%減る見通しを織り込んでおく必要があります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・熊本県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。