福岡県芦屋町の人口は、2024年の住民基本台帳で12,728人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に8,281人となり、 2024年と比べて−34.9%(−4,447人)と見込まれています。
芦屋町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−34.9%
2024年 12,728人 → 2050年 8,281人(−4,447人)
3割台半ばの減少が見込まれています。福岡県は47都道府県のなかで最も人口が保たれるグループに属します。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は6.0%の減少で、推計の前提と大きくは離れていません。2040年の時点で22.1%まで減っている見通しです。2040年から2050年にかけても1割台半ばの減少が続きます。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
芦屋町の人口は、国勢調査で1995年の16,685人が最も多く、 直近の2020年は13,545人でした。 2050年の推計値8,281人は、1995年と比べて−50.4%にあたります。
人口のピークは1995年で、その後は増えた回を挟みながら2020年にはピークより18.8%低い水準になりました。直近の国勢調査(2015年→2020年)では4.7%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 16,685人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 15,827人 | 国勢調査 | −5.1% |
| 2005年 | 16,247人 | 国勢調査 | +2.7% |
| 2010年 | 15,369人 | 国勢調査 | −5.4% |
| 2015年 | 14,208人 | 国勢調査 | −7.6% |
| 2020年 | 13,545人 | 国勢調査 | −4.7% |
| 2040年 | 9,919人 | 将来推計 | −26.8% |
| 2050年 | 8,281人 | 将来推計 | −16.5% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
芦屋町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が5,675人、転出が6,164人、 差し引き−489人でした。 直近の2024年は49人の転出超過(6年連続)です。 この6年はすべて転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 1,023人 | 1,109人 | −86人 |
| 2020年 | 1,039人 | 1,148人 | −109人 |
| 2021年 | 928人 | 1,055人 | −127人 |
| 2022年 | 1,007人 | 1,039人 | −32人 |
| 2023年 | 837人 | 923人 | −86人 |
| 2024年 | 841人 | 890人 | −49人 |
6年間すべてが転出超過で、流出が続いています。6年間の社会減は人口1,000人あたり38.4人(差し引き489人)で、転出超過が定着しています。直近2024年の転入は841人、転出は890人で、人口1,000人あたりでは66.1人と69.9人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。6年間ずっと同じ向きで、構造的な動きといえます。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
芦屋町の死亡数は、2023年で188人でした。 2024年の人口12,728人に対して、1,000人あたり14.8人にあたります。 2018年の173人と比べると+8.7%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、芦屋町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 173人 |
| 2019年 | 188人 |
| 2020年 | 184人 |
| 2021年 | 185人 |
| 2022年 | 196人 |
| 2023年 | 188人 |
毎年一定の件数の相続が起きている規模です。3割台半ばの人口減が見込まれるなかでは、相続と住宅の余剰は同時に進みます。直近2023年の死亡数は188人、人口1,000人あたりでは14.8人で、全国平均に近い水準です。2018年と比べると死亡数は8.7%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
芦屋町の2024年→2050年の増減率は−34.9%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 823位(減少率が大きいほうから約43%の位置)で、 人口が保たれる順では1075位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、芦屋町はこれより 減少率が19.2ポイント大きくなっています。
福岡県内では、74市区町村のうち減少率が大きい順で17位です。 福岡県全体の増減率は−12.0%で、県内で最も減少率が大きいのは東峰村(−53.5%)、 最も人口が保たれるのは粕屋町(+8.1%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率は全国平均よりやや大きい位置にあります。福岡県内では減少率が上から3分の1に位置します。福岡県全体(−12.0%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。3割台半ばの減少では、既存の住宅ストックのほうが世帯数より多くなっていきます。ピークの半分という水準は、住宅の数が世帯数を大きく上回ることを意味します。
転出超過が続いていることは、推計の方向と一致しています。中心部への集約が進むかどうかで実際の姿は変わります。2040年の時点で22.1%という減り方です。死亡数の水準からすると、相続は毎年一定の規模で起き続けます。増減率が近い鳥取県北栄町(−35.0%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
3割台半ばの減少が見込まれるなかでは、保有し続ける費用と将来の値段を見比べる必要があります。転出超過が定着している地域では、早めの判断が結果を左右します。中心部からの距離で条件が大きく変わります。2040年までに22.1%減る見通しを織り込んでおく必要があります。相続をきっかけに市場へ出る家は年々増えています。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・福岡県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。