北海道倶知安町の人口は、2024年の住民基本台帳で17,120人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に11,718人となり、 2024年と比べて−31.6%(−5,402人)と見込まれています。
倶知安町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−31.6%
2024年 17,120人 → 2050年 11,718人(−5,402人)
3割台半ばの減少が見込まれています。2040年までに減少のほとんどが進む形で、変化は前半に集中します。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は13.2%の増加で、直近では減少が止まっています。2040年の時点で24.8%まで減っている見通しです。2040年から2050年の減り方は1割弱です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
倶知安町の人口は、国勢調査で1995年の17,078人が最も多く、 直近の2020年は15,129人でした。 2050年の推計値11,718人は、1995年と比べて−31.4%にあたります。
人口のピークは1995年で、その後は増えた回を挟みながら2020年にはピークより11.4%低い水準になりました。直近の国勢調査(2015年→2020年)では0.7%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 17,078人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 16,184人 | 国勢調査 | −5.2% |
| 2005年 | 16,176人 | 国勢調査 | −0.0% |
| 2010年 | 15,568人 | 国勢調査 | −3.8% |
| 2015年 | 15,018人 | 国勢調査 | −3.5% |
| 2020年 | 15,129人 | 国勢調査 | +0.7% |
| 2040年 | 12,882人 | 将来推計 | −14.9% |
| 2050年 | 11,718人 | 将来推計 | −9.0% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
倶知安町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が7,448人、転出が8,465人、 差し引き−1,017人でした。 直近の2024年は188人の転出超過(6年連続)です。 この6年はすべて転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 1,243人 | 1,438人 | −195人 |
| 2020年 | 1,229人 | 1,471人 | −242人 |
| 2021年 | 1,159人 | 1,310人 | −151人 |
| 2022年 | 1,145人 | 1,186人 | −41人 |
| 2023年 | 1,311人 | 1,511人 | −200人 |
| 2024年 | 1,361人 | 1,549人 | −188人 |
6年間の社会減は人口1,000人あたり59.4人(差し引き1,017人)で、転出の多さが際立ちます。6年間すべてが転出超過で、流出が続いています。直近2024年の転入は1,361人、転出は1,549人で、人口1,000人あたりでは79.5人と90.5人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。6年間ずっと同じ向きで、構造的な動きといえます。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
倶知安町の死亡数は、2023年で170人でした。 2024年の人口17,120人に対して、1,000人あたり9.9人にあたります。 2018年の154人と比べると+10.4%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、倶知安町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 154人 |
| 2019年 | 140人 |
| 2020年 | 121人 |
| 2021年 | 157人 |
| 2022年 | 158人 |
| 2023年 | 170人 |
直近2023年の死亡数は170人、人口1,000人あたりでは9.9人で、全国的に見て低いほうです。毎年一定の件数の相続が起きている規模です。3割台半ばの人口減が見込まれるなかでは、相続と住宅の余剰は同時に進みます。2018年と比べると死亡数は10.4%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
倶知安町の2024年→2050年の増減率は−31.6%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 937位(減少率が大きいほうから約49%の位置)で、 人口が保たれる順では961位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、倶知安町はこれより 減少率が15.8ポイント大きくなっています。
北海道内では、189市区町村のうち減少率が大きい順で146位です。 北海道全体の増減率は−24.3%で、県内で最も減少率が大きいのは歌志内市(−67.6%)、 最も人口が保たれるのは月形町(−8.1%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国のちょうど真ん中あたりの減り方です。北海道内では人口が保たれるほうから3分の1に入ります。北海道全体(−24.3%)より減少率は大きめです。3割台半ばの減少では、既存の住宅ストックのほうが世帯数より多くなっていきます。ピークから3割程度の減少なら、住宅ストックの過剰は限定的にとどまります。
いまの空き家は別荘等の二次的住宅が中心で、人口の増減とは別の要因で動いています。転出超過の大きさは、将来推計が前提とする減り方を裏づけています。死亡数の水準が低いことは、相続が発生するペースも緩やかであることを示します。住宅ストックは9,150戸で、世帯数が減れば余剰はすぐに数字に出ます。増減率が近い長野県麻績村(−31.6%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
3割台半ばの減少が見込まれるなかでは、保有し続ける費用と将来の値段を見比べる必要があります。相続の発生が緩やかな地域では、似た事情の物件が一度に出ることは多くありません。転出が続く地域では、待っていて需要が戻る見込みは大きくありません。直近年も大きな転出超過で、需要が戻る兆しは見えていません。住宅が9,150戸ある地域では、条件の近い物件はそう多く出回りません。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・北海道内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。