沖縄県東村の人口は、2024年の住民基本台帳で1,701人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に1,128人となり、 2024年と比べて−33.7%(−573人)と見込まれています。
東村の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−33.7%
2024年 1,701人 → 2050年 1,128人(−573人)
3割台半ばの減少が見込まれています。沖縄県は47都道府県のなかで最も人口が保たれるグループに属します。2050年の人口は1,128人という規模です。1,701人という規模では、数十世帯の転出入でも推計との差が生じます。減る人数にすると千人未満で、集落単位の話に近い規模です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
東村の人口は、国勢調査で1995年の1,963人が最も多く、 直近の2020年は1,598人でした。 2050年の推計値1,128人は、1995年と比べて−42.5%にあたります。
人口のピークは1995年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより18.6%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では7.1%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 1,963人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 1,867人 | 国勢調査 | −4.9% |
| 2005年 | 1,825人 | 国勢調査 | −2.2% |
| 2010年 | 1,794人 | 国勢調査 | −1.7% |
| 2015年 | 1,720人 | 国勢調査 | −4.1% |
| 2020年 | 1,598人 | 国勢調査 | −7.1% |
| 2040年 | 1,290人 | 将来推計 | −19.3% |
| 2050年 | 1,128人 | 将来推計 | −12.6% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
東村では2019年から2024年までの6年間で、 転入が560人、転出が583人、 差し引き−23人でした。 直近の2024年は14人の転出超過です。 この6年のうち4年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 78人 | 111人 | −33人 |
| 2020年 | 100人 | 126人 | −26人 |
| 2021年 | 102人 | 103人 | −1人 |
| 2022年 | 112人 | 67人 | +45人 |
| 2023年 | 93人 | 87人 | +6人 |
| 2024年 | 75人 | 89人 | −14人 |
規模が小さい自治体では、一世帯の転出でも数字が動きます。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。直近2024年の転入は75人、転出は89人で、人口1,000人あたりでは44.1人と52.3人にあたります。住民の入れ替わりは多めです。6年のうち4年が転出超過でした。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
東村の死亡数は、2023年で35人でした。 2024年の人口1,701人に対して、1,000人あたり20.6人にあたります。 2018年の15人と比べると+133.3%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、東村ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 15人 |
| 2019年 | 27人 |
| 2020年 | 24人 |
| 2021年 | 26人 |
| 2022年 | 28人 |
| 2023年 | 35人 |
2018年と比べると死亡数は133.3%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。直近2023年の死亡数は35人、人口1,000人あたりでは20.6人で、全国のなかでは高い部類に入ります。人口規模が小さく、相続の発生も限られた件数にとどまります。3割台半ばの人口減が見込まれるなかでは、相続と住宅の余剰は同時に進みます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
東村の2024年→2050年の増減率は−33.7%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 856位(減少率が大きいほうから約45%の位置)で、 人口が保たれる順では1042位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、東村はこれより 減少率が17.9ポイント大きくなっています。
沖縄県内では、41市区町村のうち減少率が大きい順で6位です。 沖縄県全体の増減率は−6.3%で、県内で最も減少率が大きいのは伊平屋村(−45.9%)、 最も人口が保たれるのは中城村(+15.1%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国のちょうど真ん中あたりの減り方です。沖縄県のなかでも減り方が大きい部類に入ります。沖縄県全体(−6.3%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。3割台半ばの減少では、既存の住宅ストックのほうが世帯数より多くなっていきます。ピーク時の6割強という水準まで下がると、住宅の需給は明確に緩みます。
人口規模が小さい自治体では、推計そのものの幅も大きくなります。相続の発生ペースは全国的に見て速い部類です。2040年の時点で24.2%という減り方です。社会減は小さめで、人口の減り方は自然減が主因です。増減率が近い静岡県河津町(−33.7%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
3割台半ばの減少が見込まれるなかでは、保有し続ける費用と将来の値段を見比べる必要があります。人口規模が小さい自治体では、買い手・借り手の母数そのものが限られます。相続の発生が速い地域では、売り出す時期の選び方が結果を左右します。直近年の転出超過は小さくなく、借り手探しには時間がかかりがちです。2040年までに24.2%減る見通しを織り込んでおく必要があります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・沖縄県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。