茨城県龍ケ崎市の人口は、2024年の住民基本台帳で74,917人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に57,774人となり、 2024年と比べて−22.9%(−17,143人)と見込まれています。
龍ケ崎市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−22.9%
2024年 74,917人 → 2050年 57,774人(−17,143人)
2割台の減少が見込まれ、全国的にはやや大きめの減り方です。2040年までの減り方は1割程度です。2050年の人口は57,774人という規模です。74,917人という規模では、総数の変化より年齢構成の変化のほうが先に現れます。全国の合計(−15.7%)との差は7.1ポイントで、全国より減り方が大きい側です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
龍ケ崎市の人口は、国勢調査で2010年の80,334人が最も多く、 直近の2020年は76,420人でした。 2050年の推計値57,774人は、2010年と比べて−28.1%にあたります。
人口のピークは2010年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより4.9%低い水準です。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では10.5%増えています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では2.5%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 69,163人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 76,923人 | 国勢調査 | +11.2% |
| 2005年 | 78,950人 | 国勢調査 | +2.6% |
| 2010年 | 80,334人 | 国勢調査 | +1.8% |
| 2015年 | 78,342人 | 国勢調査 | −2.5% |
| 2020年 | 76,420人 | 国勢調査 | −2.5% |
| 2040年 | 64,964人 | 将来推計 | −15.0% |
| 2050年 | 57,774人 | 将来推計 | −11.1% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
龍ケ崎市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が17,109人、転出が17,937人、 差し引き−828人でした。 直近の2024年は1,011人の転出超過です。 この6年のうち2年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 2,890人 | 2,860人 | +30人 |
| 2020年 | 2,636人 | 2,893人 | −257人 |
| 2021年 | 2,938人 | 2,716人 | +222人 |
| 2022年 | 2,992人 | 2,911人 | +81人 |
| 2023年 | 3,036人 | 2,929人 | +107人 |
| 2024年 | 2,617人 | 3,628人 | −1,011人 |
6年間の社会減は人口1,000人あたり11.1人(差し引き828人)で、全国的には中位の水準です。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。転入・転出の絶対数が大きく、地区ごとの差も出ます。6年のうち2年が転出超過で、年によって向きが変わります。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
龍ケ崎市の死亡数は、2023年で965人でした。 2024年の人口74,917人に対して、1,000人あたり12.9人にあたります。 2018年の729人と比べると+32.4%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、龍ケ崎市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 729人 |
| 2019年 | 814人 |
| 2020年 | 758人 |
| 2021年 | 785人 |
| 2022年 | 921人 |
| 2023年 | 965人 |
2018年と比べると死亡数は32.4%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。直近2023年の死亡数は965人、人口1,000人あたりでは12.9人で、全国の中位付近にあたります。相続の発生件数が多い規模です。2割台の人口減のもとでは、相続された家の一部は市場に戻る余地が残ります。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
龍ケ崎市の2024年→2050年の増減率は−22.9%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1227位(減少率が大きいほうから約65%の位置)で、 人口が保たれる順では671位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、龍ケ崎市はこれより 減少率が7.1ポイント大きくなっています。
茨城県内では、44市区町村のうち減少率が大きい順で30位です。 茨城県全体の増減率は−21.2%で、県内で最も減少率が大きいのは大子町(−57.1%)、 最も人口が保たれるのは守谷市(+7.5%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国では人口が保たれるほうから約35%の位置にあり、減り方は平均より小さめです。茨城県内では人口が保たれるほうから3分の1に入ります。2割台の減少なら、立地のよい住宅の需要は残る可能性があります。ピークから3割程度の減少なら、住宅ストックの過剰は限定的にとどまります。茨城県全体(−21.2%)とほぼ同じ水準の減り方です。
いまの空き家は募集中の空室が多く、人口減の影響はまず賃貸市場に出ます。総人口が減っても世帯数がしばらく増えることがあります。2040年までの減り方は1割程度で、当面は大きく変わりません。空き家率10.9%は全国平均をやや下回ります。増減率が近い香川県三木町(−22.9%)の空き家率は18.8%で、人口の見通しが同じでも住宅の余り方は異なります。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
2割台の減少なら、条件次第で売却も賃貸も現実的です。直近年も大きな転出超過で、需要が戻る兆しは見えていません。似た条件の物件と比較されることが前提になります。2040年までの減り方は1割程度にとどまります。空き家率が平均を下回る地域では、条件の整った家は目立ちます。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・茨城県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。