茨城県龍ケ崎市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.9%です。 空き家数は4,010戸、総住宅数は36,640戸です。
龍ケ崎市の空き家率(2023年)
10.9%
空き家 4,010戸 / 総住宅数 36,640戸
総務省の区分による龍ケ崎市の空き家4,010戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
龍ケ崎市の空き家4,010戸では、賃貸用の空室が1,880戸(46.9%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。売却用は6.5%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の53.4%で、流通は比較的活発なほうです。別荘やセカンドハウスの比重が5.5%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。全国平均を下回る空き家率のもとでは、内訳の形は将来の変化を読む材料という位置づけです。
龍ケ崎市の空き家4,010戸のうち、腐朽・破損があるものは860戸で、空き家全体の21.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
21.4%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。募集中の空室が多いぶんだけ、最低限の手入れがされた住宅の比率も高くなります。傷んだ空き家は実数で860戸あり、優先順位をつけた対応が必要な量です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
龍ケ崎市の空き家率は2008年の14.5%から 2023年には10.9%へ、 15年間で−3.6ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、茨城県全体は−0.4ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より3.2ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。2008年と比べた変化は−3.6ポイントで、当時より水準ははっきり下がりました。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 14.5% | — | +1.4ポイント |
| 2013年 | 12.6% | −1.9ポイント | −0.9ポイント |
| 2018年 | 14.1% | +1.5ポイント | +0.5ポイント |
| 2023年 | 10.9% | −3.2ポイント | −2.9ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
龍ケ崎市の人口は、2024年の74,917人から2050年には57,774人(2024年比 −22.9%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
龍ケ崎市の空き家率は10.9%で、全国平均の13.8%より 2.9ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると805位(高いほうから約76%の位置)で、低い順では255位にあたります。
茨城県内では、41市区町村のうち空き家率が高い順で32位です。 茨城県全体の空き家率は14.1%で、龍ケ崎市はこれより3.2ポイント低くなっています。 茨城県で空き家率が最も高いのは鹿嶋市(20.6%)、最も低いのは守谷市(6.4%)です。
下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。茨城県内では低いほうから3分の1に入ります。茨城県全体より3.2ポイント低い水準です。平均より2.9ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。茨城県は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。2050年の推計人口は2024年比−22.9%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。21.4%の住宅が傷んでいる地域では、状態のよさそのものが強みになります。36,640戸の住宅を抱える規模では、率の1ポイントが366戸の重みを持ちます。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ北海道芽室町(10.9%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。全国平均をやや下回る地域では、周辺の相場を見ながら条件を決めることになります。36,640戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・茨城県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。