北海道芽室町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.9%です。 空き家数は930戸、総住宅数は8,500戸です。
芽室町の空き家率(2023年)
10.9%
空き家 930戸 / 総住宅数 8,500戸
総務省の区分による芽室町の空き家930戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
芽室町の空き家930戸のうち570戸、全体の61.3%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では360戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、地区ごとに数えられる規模です。募集中の賃貸空室について見ると、賃貸市場としては小さな規模です。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の38.7%で、ほかの区分と分け合う配分になります。総住宅数は8,500戸で、空き家率1ポイントは85戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。
芽室町の空き家930戸のうち、腐朽・破損があるものは170戸で、空き家全体の18.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
18.3%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。傷んだ空き家は実数で170戸あり、個別に把握できる範囲です。賃貸用の空室が中心の場合、管理会社が入っている住宅も多く、傷みの割合は低めに出やすい傾向があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
芽室町の空き家率は2008年の13.3%から 2023年には10.9%へ、 15年間で−2.4ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、北海道全体は+1.9ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回から2.2ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。北海道全体(+1.9ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。2008年と比べた変化は−2.4ポイントで、当時より水準ははっきり下がりました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 13.3% | — | +0.2ポイント |
| 2013年 | 12.7% | −0.6ポイント | −0.8ポイント |
| 2018年 | 8.7% | −4.0ポイント | −4.9ポイント |
| 2023年 | 10.9% | +2.2ポイント | −2.9ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
芽室町の人口は、2024年の17,773人から2050年には13,658人(2024年比 −23.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
芽室町の空き家率は10.9%で、全国平均の13.8%より 2.9ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると806位(高いほうから約76%の位置)で、低い順では254位にあたります。
北海道内では、49市区町村のうち空き家率が高い順で44位です。 北海道全体の空き家率は15.6%で、芽室町はこれより4.7ポイント低くなっています。 北海道で空き家率が最も高いのは夕張市(39.4%)、最も低いのは北広島市(7.8%)です。
下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。北海道内では低いほうに位置します。北海道全体(15.6%)と比べても4.7ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。県内で最も高い夕張市(39.4%)とは28.5ポイント離れています。平均より2.9ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。2050年の推計人口は2024年比−23.2%という減り方が見込まれています。
母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。930戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は360戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ茨城県龍ケ崎市(10.9%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。市場に出ている住宅が多数を占める地域では、価格や賃料の相場も比較的つかみやすくなります。行き先未定が3分の1を超える環境では、決め手は建物の状態になります。全国平均をやや下回る地域では、周辺の相場を見ながら条件を決めることになります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・北海道内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。