長野県小諸市の人口は、2024年の住民基本台帳で41,248人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に28,582人となり、 2024年と比べて−30.7%(−12,666人)と見込まれています。
小諸市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−30.7%
2024年 41,248人 → 2050年 28,582人(−12,666人)
3割前後の減少という水準です。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は0.6%の増加で、直近では減少が止まっています。2050年の人口は28,582人という規模です。41,248人という規模では、地区ごとの人口動向の差が大きく出ます。1万人を超える減少は、地域の産業の担い手にも直接響きます。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
小諸市の人口は、国勢調査で2000年の46,158人が最も多く、 直近の2020年は40,991人でした。 2050年の推計値28,582人は、2000年と比べて−38.1%にあたります。
人口のピークは2000年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより11.2%低い水準です。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では10.3%減っています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では3.6%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 45,711人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 46,158人 | 国勢調査 | +1.0% |
| 2005年 | 45,499人 | 国勢調査 | −1.4% |
| 2010年 | 43,997人 | 国勢調査 | −3.3% |
| 2015年 | 42,512人 | 国勢調査 | −3.4% |
| 2020年 | 40,991人 | 国勢調査 | −3.6% |
| 2040年 | 32,867人 | 将来推計 | −19.8% |
| 2050年 | 28,582人 | 将来推計 | −13.0% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
小諸市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が8,845人、転出が8,911人、 差し引き−66人でした。 直近の2024年は111人の転出超過です。 この6年のうち4年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 1,402人 | 1,507人 | −105人 |
| 2020年 | 1,431人 | 1,469人 | −38人 |
| 2021年 | 1,500人 | 1,459人 | +41人 |
| 2022年 | 1,534人 | 1,540人 | −6人 |
| 2023年 | 1,613人 | 1,460人 | +153人 |
| 2024年 | 1,365人 | 1,476人 | −111人 |
6年間の社会減は人口1,000人あたり1.6人(差し引き66人)で、全国的には中位の水準です。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。6年のうち4年が転出超過でした。周辺町村からの流入と大都市への流出が同時に起きます。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
小諸市の死亡数は、2023年で587人でした。 2024年の人口41,248人に対して、1,000人あたり14.2人にあたります。 2018年の507人と比べると+15.8%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、小諸市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 507人 |
| 2019年 | 517人 |
| 2020年 | 526人 |
| 2021年 | 508人 |
| 2022年 | 579人 |
| 2023年 | 587人 |
直近2023年の死亡数は587人、人口1,000人あたりでは14.2人で、全国の中位付近にあたります。2018年と比べると死亡数は15.8%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。相続の件数が多く、司法書士や不動産会社の扱う件数も相応です。3割前後の減少が見込まれる地域では、相続のたびに使われない家が増える可能性があります。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
小諸市の2024年→2050年の増減率は−30.7%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 973位(減少率が大きいほうから約51%の位置)で、 人口が保たれる順では925位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、小諸市はこれより 減少率が15.0ポイント大きくなっています。
長野県内では、77市区町村のうち減少率が大きい順で41位です。 長野県全体の増減率は−21.4%で、県内で最も減少率が大きいのは天龍村(−64.6%)、 最も人口が保たれるのは南箕輪村(−1.1%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国のちょうど真ん中あたりの減り方です。長野県内の順位は下位半分で、県内では減り方が小さいほうです。長野県全体(−21.4%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。3割前後の減少は、住宅の買い手・借り手が同じ割合で減っていくということです。ピーク時の6割強という水準まで下がると、住宅の需給は明確に緩みます。
空き家率24.3%という水準では、住宅はすでに余っている状態です。いまの空き家は区分が分散しており、人口減の影響も一様には出ません。空き家の11.8%で腐朽・破損が確認されており、傷んだ住宅は少ないほうです。社会減は小さめで、人口の減り方は自然減が主因です。増減率が近い奈良県天理市(−30.7%)の空き家率は18.0%で、人口の見通しが同じでも住宅の余り方は異なります。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
3割前後減る地域では、貸す場合の借り手も同じ割合で減っていきます。住宅が大きく余っている地域では、複数の選択肢を同時に検討するほうが現実的です。毎年一定の相続が起きるため、似た条件の家が並ぶ場面もあります。条件が整えば買い手・借り手は見つかる規模です。社会減は小さめで、条件次第で借り手は見つかります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・長野県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。