三重県東員町の人口は、2024年の住民基本台帳で25,737人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に20,646人となり、 2024年と比べて−19.8%(−5,091人)と見込まれています。
東員町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−19.8%
2024年 25,737人 → 2050年 20,646人(−5,091人)
2割台の減少が見込まれ、全国的にはやや大きめの減り方です。2040年までの減り方は1割程度です。全国の合計(−15.7%)との差は4.0ポイントで、全国より減り方が大きい側です。2040年までの減少幅は全体の6割弱で、後半にかけて減り方が増します。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は0.2%の減少で、人口はほとんど変わっていません。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
東員町の人口は、国勢調査で2000年の26,305人が最も多く、 直近の2020年は25,784人でした。 2050年の推計値20,646人は、2000年と比べて−21.5%にあたります。
人口のピークは2000年で、その後は増えた回を挟みながら2020年にはピークより2.0%低い水準になりました。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では1.7%減っています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では1.7%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 26,235人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 26,305人 | 国勢調査 | +0.3% |
| 2005年 | 25,897人 | 国勢調査 | −1.6% |
| 2010年 | 25,661人 | 国勢調査 | −0.9% |
| 2015年 | 25,344人 | 国勢調査 | −1.2% |
| 2020年 | 25,784人 | 国勢調査 | +1.7% |
| 2040年 | 22,726人 | 将来推計 | −11.9% |
| 2050年 | 20,646人 | 将来推計 | −9.2% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
東員町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が4,768人、転出が4,360人、 差し引き+408人でした。 直近の2024年は6人の転入超過です。 この6年のうち1年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 1,009人 | 765人 | +244人 |
| 2020年 | 796人 | 735人 | +61人 |
| 2021年 | 755人 | 716人 | +39人 |
| 2022年 | 838人 | 738人 | +100人 |
| 2023年 | 677人 | 719人 | −42人 |
| 2024年 | 693人 | 687人 | +6人 |
6年間の社会増は人口1,000人あたり15.9人(差し引き408人)で、人を集めているほうの地域です。転出超過だった年は1年だけです。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。直近2024年の転入は693人、転出は687人で、人口1,000人あたりでは26.9人と26.7人にあたります。出入りの量は平均をやや下回ります。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
東員町の死亡数は、2023年で253人でした。 2024年の人口25,737人に対して、1,000人あたり9.8人にあたります。 2018年の262人と比べると−3.4%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、東員町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 262人 |
| 2019年 | 210人 |
| 2020年 | 224人 |
| 2021年 | 247人 |
| 2022年 | 274人 |
| 2023年 | 253人 |
直近2023年の死亡数は253人、人口1,000人あたりでは9.8人で、全国的に見て低いほうです。2018年と比べると死亡数は3.4%減っています。2割台の人口減のもとでは、相続された家の一部は市場に戻る余地が残ります。相続の発生は毎年まとまった件数にのぼります。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
東員町の2024年→2050年の増減率は−19.8%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1315位(減少率が大きいほうから約69%の位置)で、 人口が保たれる順では583位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、東員町はこれより 減少率が4.0ポイント大きくなっています。
三重県内では、29市区町村のうち減少率が大きい順で19位です。 三重県全体の増減率は−22.6%で、県内で最も減少率が大きいのは南伊勢町(−67.3%)、 最も人口が保たれるのは朝日町(−2.5%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率が小さいほうから3分の1に入ります。三重県内の順位は下位半分で、県内では減り方が小さいほうです。ピークからの落差が小さく、住宅の需給も大きくは崩れていません。2割台の減少なら、立地のよい住宅の需要は残る可能性があります。三重県全体(−22.6%)とほぼ同じ水準の減り方です。
空き家の78.9%は売りにも貸しにも出ていない住宅で、人口が減る前から住宅が滞留しています。いまの空き家率(7.4%)は全国的に低く、人口が減ってもすぐには余剰が表面化しません。空き家の9.2%で腐朽・破損が確認されており、建物の状態はまだ保たれているほうです。いまの空き家はすでに「その他の空き家」が中心で、人口が減る前から放置型の住宅が積み上がっています。増減率が近い岐阜県輪之内町(−19.8%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
2割台の減少なら、条件次第で売却も賃貸も現実的です。動かすこと自体に手間がかかります。空き家が少ない地域なので、状態のよい家なら比較的動きやすいといえます。相続の発生が緩やかな地域では、似た事情の物件が一度に出ることは多くありません。住宅が10,290戸ある地域では、条件の近い物件はそう多く出回りません。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・三重県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。