和歌山県上富田町の人口は、2024年の住民基本台帳で15,683人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に12,595人となり、 2024年と比べて−19.7%(−3,088人)と見込まれています。
上富田町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−19.7%
2024年 15,683人 → 2050年 12,595人(−3,088人)
2割台の減少が見込まれ、全国的にはやや大きめの減り方です。和歌山県は、47都道府県のなかで人口の減り方が大きいほうから7位です。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は2.9%の増加で、直近では減少が止まっています。2040年までの減り方は1割程度です。全国の合計(−15.7%)との差は4.0ポイントで、全国より減り方が大きい側です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
上富田町の人口は、国勢調査では直近の2020年の15,236人が最も多い水準です。 2050年の推計値12,595人は、2020年と比べて−17.3%にあたります。
国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では10.8%増えています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では1.6%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 13,752人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 14,501人 | 国勢調査 | +5.4% |
| 2005年 | 14,775人 | 国勢調査 | +1.9% |
| 2010年 | 14,807人 | 国勢調査 | +0.2% |
| 2015年 | 14,989人 | 国勢調査 | +1.2% |
| 2020年 | 15,236人 | 国勢調査 | +1.6% |
| 2040年 | 13,862人 | 将来推計 | −9.0% |
| 2050年 | 12,595人 | 将来推計 | −9.1% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
上富田町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が3,486人、転出が2,999人、 差し引き+487人でした。 直近の2024年は65人の転入超過(6年連続)です。 この6年はすべて転入超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 580人 | 545人 | +35人 |
| 2020年 | 571人 | 517人 | +54人 |
| 2021年 | 602人 | 462人 | +140人 |
| 2022年 | 566人 | 499人 | +67人 |
| 2023年 | 612人 | 486人 | +126人 |
| 2024年 | 555人 | 490人 | +65人 |
6年間の社会増は人口1,000人あたり31.1人(差し引き487人)で、周辺から人が集まる側にあります。6年間すべてで転入が転出を上回りました。6年間ずっと同じ向きで、構造的な動きといえます。直近2024年の転入は555人、転出は490人で、人口1,000人あたりでは35.4人と31.2人にあたります。人の動きは活発なほうです。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
上富田町の死亡数は、2023年で234人でした。 2024年の人口15,683人に対して、1,000人あたり14.9人にあたります。 2018年の173人と比べると+35.3%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、上富田町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 173人 |
| 2019年 | 177人 |
| 2020年 | 170人 |
| 2021年 | 145人 |
| 2022年 | 171人 |
| 2023年 | 234人 |
2018年と比べると死亡数は35.3%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。毎年一定の件数の相続が起きている規模です。2割台の人口減のもとでは、相続された家の一部は市場に戻る余地が残ります。直近2023年の死亡数は234人、人口1,000人あたりでは14.9人で、全国平均に近い水準です。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
上富田町の2024年→2050年の増減率は−19.7%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1319位(減少率が大きいほうから約70%の位置)で、 人口が保たれる順では579位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、上富田町はこれより 減少率が4.0ポイント大きくなっています。
和歌山県内では、30市区町村のうち減少率が大きい順で28位です。 和歌山県全体の増減率は−29.9%で、県内で最も減少率が大きいのは九度山町(−60.5%)、 最も人口が保たれるのは日高町(−13.5%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率が小さいほうから3分の1に入ります。和歌山県のなかでは人口が保たれるほうに位置します。和歌山県全体(−29.9%)を大きく上回って人口が保たれます。ピークからの落差が小さく、住宅の需給も大きくは崩れていません。2割台の減少なら、立地のよい住宅の需要は残る可能性があります。
いまの空き家はすでに「その他の空き家」が中心で、人口が減る前から放置型の住宅が積み上がっています。流入が続く地域では、推計を上回る形で人口が保たれることもあります。現時点の空き家は1,060戸で、まだ把握できる規模です。空き家の68.9%は売りにも貸しにも出ていない住宅で、市場から外れた住宅が積み上がっています。増減率が近い長野県箕輪町(−19.7%)の空き家率は10.6%で、人口の見通しが同じでも住宅の余り方は異なります。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
2割台の減少なら、条件次第で売却も賃貸も現実的です。流入が大きい地域では、賃貸需要も比較的しっかりしています。直近年の転入超過は大きく、賃貸需要は比較的しっかりしています。状態と価格以外に差をつける材料が乏しくなります。住宅が7,400戸ある地域では、条件の近い物件はそう多く出回りません。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・和歌山県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。