宮城県大衡村の人口は、2024年の住民基本台帳で5,539人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に5,697人となり、 2024年と比べて+2.9%(+158人)と見込まれています。
大衡村の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
+2.9%
2024年 5,539人 → 2050年 5,697人(+158人)
2050年に向けて人口が増えると推計されており、全国的には数少ない部類に入ります。2040年時点では+5.8%の増加という推計です。全国の合計(−15.7%)との差は18.6ポイントで、全国より人口が保たれる側です。2040年から2050年にかけての変化はごくわずかです。増える人数は158人で、住宅や学校の需要はしばらく保たれる見通しです。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
大衡村の人口は、国勢調査で1995年の6,028人が最も多く、 直近の2020年は5,849人でした。 2050年の推計値5,697人は、1995年と比べて−5.5%にあたります。
人口のピークは1995年で、その後は増えた回を挟みながら2020年にはピークより3.0%低い水準になりました。直近の国勢調査(2015年→2020年)では2.6%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 6,028人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 5,992人 | 国勢調査 | −0.6% |
| 2005年 | 5,607人 | 国勢調査 | −6.4% |
| 2010年 | 5,334人 | 国勢調査 | −4.9% |
| 2015年 | 5,703人 | 国勢調査 | +6.9% |
| 2020年 | 5,849人 | 国勢調査 | +2.6% |
| 2040年 | 5,862人 | 将来推計 | +0.2% |
| 2050年 | 5,697人 | 将来推計 | −2.8% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
大衡村では2019年から2024年までの6年間で、 転入が1,096人、転出が1,225人、 差し引き−129人でした。 直近の2024年は29人の転入超過です。 この6年のうち4年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 231人 | 205人 | +26人 |
| 2020年 | 156人 | 202人 | −46人 |
| 2021年 | 192人 | 243人 | −51人 |
| 2022年 | 139人 | 196人 | −57人 |
| 2023年 | 177人 | 207人 | −30人 |
| 2024年 | 201人 | 172人 | +29人 |
直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。この規模では、社会増減の数十人が住宅の需要に直結します。6年のうち4年が転出超過でした。直近2024年の転入は201人、転出は172人で、人口1,000人あたりでは36.3人と31.1人にあたります。人の動きは活発なほうです。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
大衡村の死亡数は、2023年で81人でした。 2024年の人口5,539人に対して、1,000人あたり14.6人にあたります。 2018年の89人と比べると−9.0%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、大衡村ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 89人 |
| 2019年 | 73人 |
| 2020年 | 97人 |
| 2021年 | 89人 |
| 2022年 | 94人 |
| 2023年 | 81人 |
2018年と比べると死亡数は9.0%減っています。人口が増える見通しの地域では、相続した家が新しい世帯に引き継がれる余地は大きいといえます。相続の発生は年間でも限られた件数です。直近2023年の死亡数は81人、人口1,000人あたりでは14.6人で、全国平均に近い水準です。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
大衡村の2024年→2050年の増減率は+2.9%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1835位(減少率が大きいほうから約97%の位置)で、 人口が保たれる順では63位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、大衡村はこれより 減少率が18.6ポイント小さくなっています。
宮城県内では、40市区町村のうち減少率が大きい順で40位です。 宮城県全体の増減率は−17.8%で、県内で最も減少率が大きいのは丸森町(−57.0%)、 最も人口が保たれるのは大衡村(+2.9%)です。
大衡村は、2050年に向けて人口が増えると推計されている全国96自治体のひとつです。人口が増える見通しでも、建物の老朽化や相続によって使われない家は生まれます。住宅の需要が保たれやすい一方で、相続した家を空けたままにすれば固定資産税と管理の負担は同じようにかかります。
全国1,897市区町村のうち、人口が保たれるほうから1割以内に入ります。宮城県のなかでは最も人口が保たれる見通しの自治体です。人口が増える見通しの地域では、住宅の需要はむしろ底堅く推移します。宮城県全体(−17.8%)を大きく上回って人口が保たれます。ピーク時の水準を保っており、住宅が余っていく地域とは前提が異なります。
2040年の時点では+5.8%の増加が見込まれ、当面の前提が他の地域と異なります。この規模では、大きな事業所の増減が推計を上回る影響を持つこともあります。社会減は小さめで、人口の減り方は自然減が主因です。死亡数の水準からすると、相続は毎年一定の規模で起き続けます。増減率が近い滋賀県草津市(+2.9%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
人口が増える見通しであることは、売却でも賃貸でも有利に働きます。2040年までは+5.8%の増加が見込まれ、当面の需要は保たれます。直近年の転入超過は大きく、賃貸需要は比較的しっかりしています。成約事例が少なく、相場がつかみにくい規模です。相続をきっかけに市場へ出る家は年々増えています。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・宮城県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。