岐阜県北方町の人口は、2024年の住民基本台帳で18,568人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に15,217人となり、 2024年と比べて−18.0%(−3,351人)と見込まれています。
北方町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−18.0%
2024年 18,568人 → 2050年 15,217人(−3,351人)
2割弱の減少で、全国平均に近い減り方といえます。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は2.4%の増加で、直近では減少が止まっています。岐阜県は47都道府県のうち減少率が上位のグループにあります。2040年までの減り方は1割程度です。2040年代の減少は5%前後まで落ち着きます。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
北方町の人口は、国勢調査で2010年の18,395人が最も多く、 直近の2020年は18,139人でした。 2050年の推計値15,217人は、2010年と比べて−17.3%にあたります。
人口のピークは2010年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより1.4%低い水準です。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では6.5%増えています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では0.2%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 17,027人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 17,250人 | 国勢調査 | +1.3% |
| 2005年 | 17,547人 | 国勢調査 | +1.7% |
| 2010年 | 18,395人 | 国勢調査 | +4.8% |
| 2015年 | 18,169人 | 国勢調査 | −1.2% |
| 2020年 | 18,139人 | 国勢調査 | −0.2% |
| 2040年 | 16,527人 | 将来推計 | −8.9% |
| 2050年 | 15,217人 | 将来推計 | −7.9% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
北方町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が5,316人、転出が5,023人、 差し引き+293人でした。 直近の2024年は123人の転出超過です。 この6年のうち1年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 928人 | 858人 | +70人 |
| 2020年 | 943人 | 828人 | +115人 |
| 2021年 | 913人 | 797人 | +116人 |
| 2022年 | 923人 | 810人 | +113人 |
| 2023年 | 809人 | 807人 | +2人 |
| 2024年 | 800人 | 923人 | −123人 |
6年間の社会増は人口1,000人あたり15.8人(差し引き293人)で、人を集めているほうの地域です。転出超過だった年は1年だけです。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。直近2024年の転入は800人、転出は923人で、人口1,000人あたりでは43.1人と49.7人にあたります。住民の入れ替わりは多めです。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
北方町の死亡数は、2023年で182人でした。 2024年の人口18,568人に対して、1,000人あたり9.8人にあたります。 2018年の162人と比べると+12.3%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、北方町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 162人 |
| 2019年 | 164人 |
| 2020年 | 155人 |
| 2021年 | 159人 |
| 2022年 | 148人 |
| 2023年 | 182人 |
直近2023年の死亡数は182人、人口1,000人あたりでは9.8人で、全国的に見て低いほうです。2割弱の減少にとどまる地域では、相続後の住宅にも一定の需要が見込めます。毎年一定の件数の相続が起きている規模です。2018年と比べると死亡数は12.3%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
北方町の2024年→2050年の増減率は−18.0%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1371位(減少率が大きいほうから約72%の位置)で、 人口が保たれる順では527位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、北方町はこれより 減少率が2.3ポイント大きくなっています。
岐阜県内では、42市区町村のうち減少率が大きい順で35位です。 岐阜県全体の増減率は−24.7%で、県内で最も減少率が大きいのは白川町(−55.2%)、 最も人口が保たれるのは瑞穂市(−5.3%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率が小さいほうから3分の1に入ります。岐阜県のなかでは人口が保たれるほうに位置します。岐阜県全体(−24.7%)と比べれば、減り方は小さいほうです。2割弱の減少は全国の平均像に近く、住宅需要も緩やかに細っていく形です。ピークからの落差が小さく、住宅の需給も大きくは崩れていません。
いまの空き家は賃貸の空室が中心で、人口が減れば空室が埋まるまでの期間が延びる形で表れます。死亡数の水準が低いことは、相続が発生するペースも緩やかであることを示します。現時点の空き家は1,280戸で、まだ把握できる規模です。住宅ストックは8,790戸で、世帯数が減れば余剰はすぐに数字に出ます。増減率が近い福島県郡山市(−18.0%)は空き家率も13.9%と近く、置かれた状況はよく似ています。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
2割弱の減少にとどまる地域では、急いで手放す必要性は高くありません。相続の発生が緩やかな地域では、似た事情の物件が一度に出ることは多くありません。住宅が8,790戸ある地域では、条件の近い物件はそう多く出回りません。転入が続く地域では、賃貸に回す選択肢も現実的です。2040年までの減り方は1割程度にとどまります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・岐阜県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。