鹿児島県屋久島町の人口は、2024年の住民基本台帳で11,326人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に8,111人となり、 2024年と比べて−28.4%(−3,215人)と見込まれています。
屋久島町の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−28.4%
2024年 11,326人 → 2050年 8,111人(−3,215人)
3割前後の減少という水準です。鹿児島県は47都道府県のうち減少率が上位のグループにあります。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は4.5%の減少で、推計の前提と大きくは離れていません。2040年から2050年の減り方は1割弱です。2050年の人口は8,111人という規模です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
屋久島町の人口は、国勢調査で2000年の13,875人が最も多く、 直近の2020年は11,858人でした。 2050年の推計値8,111人は、2000年と比べて−41.5%にあたります。
人口のピークは2000年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより14.5%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では8.2%減りました。国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では12.8%減っています。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 13,593人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 13,875人 | 国勢調査 | +2.1% |
| 2005年 | 13,761人 | 国勢調査 | −0.8% |
| 2010年 | 13,589人 | 国勢調査 | −1.2% |
| 2015年 | 12,913人 | 国勢調査 | −5.0% |
| 2020年 | 11,858人 | 国勢調査 | −8.2% |
| 2040年 | 9,219人 | 将来推計 | −22.3% |
| 2050年 | 8,111人 | 将来推計 | −12.0% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
屋久島町では2019年から2024年までの6年間で、 転入が3,499人、転出が3,943人、 差し引き−444人でした。 直近の2024年は85人の転出超過です。 この6年のうち5年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 517人 | 671人 | −154人 |
| 2020年 | 586人 | 646人 | −60人 |
| 2021年 | 605人 | 693人 | −88人 |
| 2022年 | 558人 | 660人 | −102人 |
| 2023年 | 641人 | 596人 | +45人 |
| 2024年 | 592人 | 677人 | −85人 |
6年間の社会減は人口1,000人あたり39.2人(差し引き444人)で、転出超過が定着しています。6年のうち5年で転出が転入を上回っています。直近2024年の転入は592人、転出は677人で、人口1,000人あたりでは52.3人と59.8人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。直近の向きが続いているのは1年だけで、傾向とまでは言えません。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
屋久島町の死亡数は、2023年で213人でした。 2024年の人口11,326人に対して、1,000人あたり18.8人にあたります。 2018年の186人と比べると+14.5%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、屋久島町ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 186人 |
| 2019年 | 170人 |
| 2020年 | 202人 |
| 2021年 | 178人 |
| 2022年 | 177人 |
| 2023年 | 213人 |
直近2023年の死亡数は213人、人口1,000人あたりでは18.8人で、全国的には高めの水準です。2018年と比べると死亡数は14.5%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。毎年一定の件数の相続が起きている規模です。3割前後の減少が見込まれる地域では、相続のたびに使われない家が増える可能性があります。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
屋久島町の2024年→2050年の増減率は−28.4%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1059位(減少率が大きいほうから約56%の位置)で、 人口が保たれる順では839位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、屋久島町はこれより 減少率が12.6ポイント大きくなっています。
鹿児島県内では、43市区町村のうち減少率が大きい順で34位です。 鹿児島県全体の増減率は−24.9%で、県内で最も減少率が大きいのは南大隅町(−57.4%)、 最も人口が保たれるのは龍郷町(−15.4%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国では人口が保たれるほうから約44%の位置にあり、減り方は平均より小さめです。鹿児島県内では人口が保たれるほうから3分の1に入ります。鹿児島県全体(−24.9%)より減少率は大きめです。3割前後の減少は、住宅の買い手・借り手が同じ割合で減っていくということです。ピーク時の6割強という水準まで下がると、住宅の需給は明確に緩みます。
転出超過が続いていることは、推計の方向と一致しています。死亡数が多い地域では、相続を機に空き家になる住宅も増えます。中心部への集約が進むかどうかで実際の姿は変わります。2040年までの減少は2割弱で、当面の変化は緩やかです。増減率が近い三重県伊賀市(−28.4%)と並べても、人口の見通しだけでは住宅の余り方までは分かりません。
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3割前後減る地域では、貸す場合の借り手も同じ割合で減っていきます。転出超過が定着している地域では、早めの判断が結果を左右します。直近年の転出超過は小さくなく、借り手探しには時間がかかりがちです。死亡数が多い地域では、相続物件どうしの競合も起こりやすくなります。中心部からの距離で条件が大きく変わります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・鹿児島県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。