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加賀市(石川県)の空き家率

石川県加賀市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で23.1%です。 空き家数は7,390戸、総住宅数は32,060戸です。

加賀市の空き家率(2023年)

23.1%

空き家 7,390戸 / 総住宅数 32,060戸

全国平均より 9.3pt 高い全国 114位 / 1,059市区町村(高い順)

加賀市の空き家データ

空き家率
23.1%
空き家数
7,390戸
総住宅数
32,060戸
全国平均(13.8%)との差
+9.3ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
114位 / 1,059市区町村
石川県内の順位(高い順)
5位 / 16市区町村
石川県の空き家率(15.6%)との差
+7.5ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による加賀市の空き家7,390戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
2,950戸
賃貸用の空き家
4,070戸
売却用の空き家
160戸
二次的住宅(別荘等)
200戸

加賀市の空き家7,390戸のうち4,070戸、全体の55.1%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。募集中の賃貸空室について見ると、借り手の選択肢はかなり多くなります。二次的住宅が2.7%あり、居住目的以外の住宅も少し混じります。売却用は2.2%で、売買に出ている住宅は多くありません。23.1%という高い空き家率では、内訳を見ないと数字の意味を取り違えかねません。

腐朽・破損がある空き家

加賀市の空き家7,390戸のうち、腐朽・破損があるものは2,130戸で、空き家全体の28.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
2,130戸
空き家数に占める割合
28.8%

空き家の28.8%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。総住宅数に対しては6.6%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。傷んだ空き家は実数で2,130戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

加賀市の空き家率の推移(2008〜2023年)

加賀市の空き家率は2008年の17.6%から 2023年には23.1%へ、 15年間で+5.5ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、石川県全体は+1.0ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から3.2ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。石川県全体(+1.0ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。23.1%という水準になると、住宅を増やすより減らす方向の議論が中心になります。

10%13.8%17.5%21.3%25%2008201320182023
加賀市石川県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年17.6%+4.5ポイント
2013年19.0%+1.4ポイント+5.5ポイント
2018年19.9%+0.9ポイント+6.3ポイント
2023年23.1%+3.2ポイント+9.3ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

加賀市の人口の見通し

加賀市の人口は、2024年の61,703人から2050年には36,571人(2024年比 −40.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

加賀市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・石川県内での位置づけ

加賀市の空き家率は23.1%で、全国平均の13.8%より 9.3ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると114位(高いほうから約11%の位置)で、低い順では946位にあたります。

石川県内では、16市区町村のうち空き家率が高い順で5位です。 石川県全体の空き家率は15.6%で、加賀市はこれより7.5ポイント高くなっています。 石川県で空き家率が最も高いのは志賀町(33.0%)、最も低いのは白山市(8.1%)です。

高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。石川県内では上位3分の1に入ります。全国平均を9.3ポイント引き離しており、住宅事情の違いは明確です。23.1%という水準は、住宅そのものが余っていることを前提に考える必要があります。住宅4戸に1戸が空き家という、かなり高い密度です。2050年の推計人口は2024年比−40.7%と、需要そのものが縮んでいく見通しです。

28.8%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。7,390戸の空き家は、市場での競合という意味でも無視できない量です。市場に出ている住宅は57.2%と過半を占め、取引は比較的動いています。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ滋賀県高島市(23.1%)は別荘等の二次的住宅が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

加賀市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。人口が大きく減る見通しの地域では、時間が経つほど条件は不利になりやすくなります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。住宅が大きく余っている地域では、複数の選択肢を同時に検討しておくほうが現実的です。行き先未定が3分の1を超える環境では、決め手は建物の状態になります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・石川県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。