鹿児島県鹿屋市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で19.3%です。 空き家数は10,690戸、総住宅数は55,480戸です。
鹿屋市の空き家率(2023年)
19.3%
空き家 10,690戸 / 総住宅数 55,480戸
総務省の区分による鹿屋市の空き家10,690戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
鹿屋市の空き家10,690戸の内訳では「その他の空き家」が5,510戸(51.5%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。売りにも貸しにも出ていない住宅は、全国でも上位の量です。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。セカンドハウスの割合は1.7%にとどまります。空き家の戸数としては、住宅ストック全体に影響する規模です。
鹿屋市の空き家10,690戸のうち、腐朽・破損があるものは1,210戸で、空き家全体の11.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
傷みが出ている住宅は11.3%で、多くは外観上の大きな問題がない状態です。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。傷んだ空き家は実数で1,210戸あり、面的な対策が前提になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
鹿屋市の空き家率は2008年の10.4%から 2023年には19.3%へ、 15年間で+8.9ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、鹿児島県全体は+5.3ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。鹿児島県全体(+5.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。19.3%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 10.4% | — | −2.7ポイント |
| 2013年 | 14.8% | +4.4ポイント | +1.3ポイント |
| 2018年 | 17.7% | +2.9ポイント | +4.1ポイント |
| 2023年 | 19.3% | +1.6ポイント | +5.5ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
鹿屋市の人口は、2024年の98,626人から2050年には78,294人(2024年比 −20.6%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
鹿屋市の空き家率は19.3%で、全国平均の13.8%より 5.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると242位(高いほうから約23%の位置)で、低い順では818位にあたります。
鹿児島県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で14位です。 鹿児島県全体の空き家率は20.5%で、鹿屋市はこれより1.2ポイント低くなっています。 鹿児島県で空き家率が最も高いのは伊佐市(32.0%)、最も低いのは鹿児島市(15.3%)です。
上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。鹿児島県内では低いほうから3分の1に入ります。全国平均を5.5ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。鹿児島県は、47都道府県のなかで空き家率の高いほうから3位です。19.3%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。2050年の推計人口は2024年比−20.6%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
5,510戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。傷んだ住宅が11.3%にとどまるぶん、手入れされた家との差はつきにくくなります。10,690戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ富山県黒部市(19.3%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。55,480戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。減少が前提の地域では、いつ動くかで結果が変わってきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・鹿児島県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。