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井原市(岡山県)の空き家率

岡山県井原市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で19.3%です。 空き家数は3,400戸、総住宅数は17,630戸です。

井原市の空き家率(2023年)

19.3%

空き家 3,400戸 / 総住宅数 17,630戸

全国平均より 5.5pt 高い全国 240位 / 1,059市区町村(高い順)

井原市の空き家データ

空き家率
19.3%
空き家数
3,400戸
総住宅数
17,630戸
全国平均(13.8%)との差
+5.5ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
240位 / 1,059市区町村
岡山県内の順位(高い順)
8位 / 15市区町村
岡山県の空き家率(16.5%)との差
+2.8ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による井原市の空き家3,400戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
2,450戸
賃貸用の空き家
860戸
売却用の空き家
50戸
二次的住宅(別荘等)
30戸

井原市の空き家3,400戸のうち2,450戸、全体の72.1%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の25.3%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。保養目的の住宅は0.9%で、無視できる範囲です。19.3%という空き家率のもとでは、内訳の偏りがそのまま地域の課題の形になります。

腐朽・破損がある空き家

井原市の空き家3,400戸のうち、腐朽・破損があるものは860戸で、空き家全体の25.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
860戸
空き家数に占める割合
25.3%

25.3%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。総住宅数に対しては4.9%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

井原市の空き家率の推移(2008〜2023年)

井原市の空き家率は2008年の13.1%から 2023年には19.3%へ、 15年間で+6.2ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、岡山県全体は+1.7ポイント動いています。

4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。岡山県全体(+1.7ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。19.3%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
井原市岡山県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年13.1%±0.0ポイント
2013年14.1%+1.0ポイント+0.6ポイント
2018年17.4%+3.3ポイント+3.8ポイント
2023年19.3%+1.9ポイント+5.5ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

井原市の人口の見通し

井原市の人口は、2024年の36,670人から2050年には23,584人(2024年比 −35.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

井原市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・岡山県内での位置づけ

井原市の空き家率は19.3%で、全国平均の13.8%より 5.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると240位(高いほうから約23%の位置)で、低い順では820位にあたります。

岡山県内では、15市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 岡山県全体の空き家率は16.5%で、井原市はこれより2.8ポイント高くなっています。 岡山県で空き家率が最も高いのは高梁市(34.4%)、最も低いのは総社市(12.3%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。岡山県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均を5.5ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。19.3%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。住宅5戸に1戸に近い割合で空き家が存在します。2050年の推計人口は2024年比−35.7%で、住宅の需要は明確に細っていきます。

25.3%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。流通している住宅は26.8%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ群馬県沼田市(19.3%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。

井原市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・岡山県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。