岡山県赤磐市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で16.4%です。 空き家数は3,200戸、総住宅数は19,560戸です。
赤磐市の空き家率(2023年)
16.4%
空き家 3,200戸 / 総住宅数 19,560戸
総務省の区分による赤磐市の空き家3,200戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
赤磐市の空き家3,200戸の内訳では「その他の空き家」が1,910戸(59.7%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の34.7%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の37.5%で、流通していない住宅のほうが多い構成です。空き家率が高い地域では、内訳のどこが膨らんでいるかで打つ手が変わります。
赤磐市の空き家3,200戸のうち、腐朽・破損があるものは300戸で、空き家全体の9.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
腐朽・破損が確認された住宅は1割未満で、全国的には少ないほうです。傷んだ空き家は実数で300戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。総住宅数に対しては1.5%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
赤磐市の空き家率は2008年の12.9%から 2023年には16.4%へ、 15年間で+3.5ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、岡山県全体は+1.7ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。県全体の動きをやや上回るペースでした。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。16.4%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 12.9% | — | −0.2ポイント |
| 2013年 | 13.3% | +0.4ポイント | −0.2ポイント |
| 2018年 | 16.1% | +2.8ポイント | +2.5ポイント |
| 2023年 | 16.4% | +0.3ポイント | +2.6ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
赤磐市の人口は、2024年の42,490人から2050年には34,386人(2024年比 −19.1%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
赤磐市の空き家率は16.4%で、全国平均の13.8%より 2.6ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると401位(高いほうから約38%の位置)で、低い順では659位にあたります。
岡山県内では、15市区町村のうち空き家率が高い順で11位です。 岡山県全体の空き家率は16.5%で、赤磐市はこれより0.1ポイント低くなっています。 岡山県で空き家率が最も高いのは高梁市(34.4%)、最も低いのは総社市(12.3%)です。
高いほうから約38%の位置にあり、平均をやや上回ります。岡山県内では低いほうから3分の1に入ります。全国平均との差は2.6ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。16.4%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。岡山県内で最も高い水準とは18.0ポイントの開きがあり、同じ都道府県内でも幅が大きいことが分かります。2050年の推計人口は2024年比−19.1%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
建物の傷みが少ない地域なので、状態のよい家は比較的評価されやすいといえます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。19,560戸の住宅を持つ自治体として、率と戸数のどちらで見るかで印象は変わります。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ北海道富良野市(16.4%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。建物の傷みが少ない地域なので、現状のまま貸す・売る選択も取りやすいといえます。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。中規模の自治体では、駅や中心部からの距離で条件が大きく変わります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・岡山県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。