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安来市(島根県)の空き家率

島根県安来市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で16.4%です。 空き家数は2,520戸、総住宅数は15,330戸です。

安来市の空き家率(2023年)

16.4%

空き家 2,520戸 / 総住宅数 15,330戸

全国平均より 2.6pt 高い全国 397位 / 1,059市区町村(高い順)

安来市の空き家データ

空き家率
16.4%
空き家数
2,520戸
総住宅数
15,330戸
全国平均(13.8%)との差
+2.6ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
397位 / 1,059市区町村
島根県内の順位(高い順)
5位 / 8市区町村
島根県の空き家率(17.0%)との差
-0.6ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による安来市の空き家2,520戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,760戸
賃貸用の空き家
650戸
売却用の空き家
60戸
二次的住宅(別荘等)
50戸

安来市の空き家2,520戸のうち1,760戸、全体の69.8%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の25.8%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の28.2%で、動いている住宅は限られます。総住宅数は15,330戸で、空き家率1ポイントは153戸に相当します。率の細かい上下は幅を持って見る必要があります。

腐朽・破損がある空き家

安来市の空き家2,520戸のうち、腐朽・破損があるものは510戸で、空き家全体の20.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
510戸
空き家数に占める割合
20.2%

20.2%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。「その他の空き家」が大半を占めるだけに、この区分の住宅がそのまま古くなるかどうかが今後の戸数を左右します。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

安来市の空き家率の推移(2008〜2023年)

安来市の空き家率は2008年の10.9%から 2023年には16.4%へ、 15年間で+5.5ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、島根県全体は+2.1ポイント動いています。

4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。島根県全体(+2.1ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。16.4%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
安来市島根県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年10.9%−2.2ポイント
2013年11.5%+0.6ポイント−2.0ポイント
2018年14.8%+3.3ポイント+1.2ポイント
2023年16.4%+1.6ポイント+2.6ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

安来市の人口の見通し

安来市の人口は、2024年の35,112人から2050年には22,209人(2024年比 −36.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

安来市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・島根県内での位置づけ

安来市の空き家率は16.4%で、全国平均の13.8%より 2.6ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると397位(高いほうから約37%の位置)で、低い順では663位にあたります。

島根県内では、8市区町村のうち空き家率が高い順で5位です。 島根県全体の空き家率は17.0%で、安来市はこれより0.6ポイント低くなっています。 島根県で空き家率が最も高いのは江津市(28.3%)、最も低いのは松江市(11.9%)です。

高いほうから約37%の位置にあり、平均をやや上回ります。島根県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均との差は2.6ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。島根県は47都道府県のうち上位のグループにあり、都道府県単位で見ても空き家が多い地域です。16.4%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。2050年の推計人口は2024年比−36.7%で、住宅の需要は明確に細っていきます。

15,330戸という住宅ストックでは、率だけの比較には限界があります。2,520戸の空き家があれば、地区ごとの状況の違いも大きく出ます。流通している住宅は28.2%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県常滑市(16.5%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。

安来市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・島根県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。