鹿児島県鹿児島市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で15.3%です。 空き家数は51,080戸、総住宅数は334,270戸です。
鹿児島市の空き家率(2023年)
15.3%
空き家 51,080戸 / 総住宅数 334,270戸
総務省の区分による鹿児島市の空き家51,080戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
鹿児島市の空き家51,080戸は、その他の空き家24,830戸・賃貸用23,920戸・売却用1,460戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。その他の空き家は、全国でも上位の量です。募集中の賃貸空室について見ると、都市部ならではの規模です。セカンドハウスの割合は1.7%にとどまります。総住宅数は334,270戸で、空き家率1ポイントは3,343戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。
鹿児島市の空き家51,080戸のうち、腐朽・破損があるものは11,520戸で、空き家全体の22.6%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
22.6%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。傷んだ空き家は実数で11,520戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
鹿児島市の空き家率は2008年の13.6%から 2023年には15.3%へ、 15年間で+1.7ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、鹿児島県全体は+5.3ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。鹿児島県全体(+5.3ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.0ポイントで、変化は比較的なだらかでした。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 13.6% | — | +0.5ポイント |
| 2013年 | 13.9% | +0.3ポイント | +0.4ポイント |
| 2018年 | 14.9% | +1.0ポイント | +1.3ポイント |
| 2023年 | 15.3% | +0.4ポイント | +1.5ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
鹿児島市の人口は、2024年の591,263人から2050年には498,125人(2024年比 −15.8%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
鹿児島市の空き家率は15.3%で、全国平均の13.8%より 1.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると458位(高いほうから約43%の位置)で、低い順では602位にあたります。
鹿児島県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で20位です。 鹿児島県全体の空き家率は20.5%で、鹿児島市はこれより5.2ポイント低くなっています。 鹿児島県で空き家率が最も高いのは伊佐市(32.0%)、最も低いのは鹿児島市(15.3%)です。
高いほうから約43%の位置にあり、平均をやや上回ります。鹿児島県の20市区町村のなかでは、最も低い自治体です。鹿児島県全体(20.5%)と比べても5.2ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。鹿児島県は、47都道府県のなかで空き家率の高いほうから3位です。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。2050年の推計人口は2024年比−15.8%にとどまる見通しです。
全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。51,080戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。24,830戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ千葉県大網白里市(15.3%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。平均より空き家が多い地域では、待っていても条件がよくなる場面は多くありません。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・鹿児島県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。