千葉県大網白里市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で15.3%です。 空き家数は3,580戸、総住宅数は23,420戸です。
大網白里市の空き家率(2023年)
15.3%
空き家 3,580戸 / 総住宅数 23,420戸
総務省の区分による大網白里市の空き家3,580戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
大網白里市の空き家3,580戸の内訳では「その他の空き家」が2,140戸(59.8%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。別荘やセカンドハウスの比重が18.7%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。空き家の20.1%が賃貸用の空室で、賃貸市場の影響は限られます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。総住宅数は23,420戸で、空き家率1ポイントは234戸に相当します。率の変化は百戸単位の話になります。
大網白里市の空き家3,580戸のうち、腐朽・破損があるものは900戸で、空き家全体の25.1%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
25.1%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。総住宅数に対しては3.8%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。行き先の決まっていない住宅が半分前後ある以上、放置される期間が延びれば傷んだ住宅は増えていきます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
大網白里市の空き家率は2013年の15.1%から 2023年には15.3%へ、 15年間で+0.2ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.3ポイント、千葉県全体は−0.4ポイント動いています。
2018年の16.2%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。2013年と比べた変化は+0.2ポイントで、水準は当時とあまり変わっていません。調査開始時点で15.1%あり、最近になって始まった問題ではありません。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2013年 | 15.1% | — | +1.6ポイント |
| 2018年 | 16.2% | +1.1ポイント | +2.6ポイント |
| 2023年 | 15.3% | −0.9ポイント | +1.5ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
大網白里市の人口は、2024年の47,660人から2050年には37,560人(2024年比 −21.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
大網白里市の空き家率は15.3%で、全国平均の13.8%より 1.5ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると457位(高いほうから約43%の位置)で、低い順では603位にあたります。
千葉県内では、40市区町村のうち空き家率が高い順で14位です。 千葉県全体の空き家率は12.3%で、大網白里市はこれより3.0ポイント高くなっています。 千葉県で空き家率が最も高いのは勝浦市(41.0%)、最も低いのは浦安市(6.4%)です。
高いほうから約43%の位置にあり、平均をやや上回ります。千葉県内では14位で、上位半分に位置します。千葉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。県内で最も高い勝浦市(41.0%)とは25.7ポイント離れています。千葉県全体より3.0ポイント高くなっています。2050年の推計人口は2024年比−21.2%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
市場に出ている空き家は21.2%にとどまり、売買・賃貸の実勢は統計から読み取りにくい地域です。25.1%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ鹿児島県鹿児島市(15.3%)は複数の区分が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。売買・賃貸に出ている住宅がほとんどない地域では、まず動かせるかどうかを確かめるところからになります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。中規模の自治体では、駅や中心部からの距離で条件が大きく変わります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・千葉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。