千葉県市原市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.0%です。 空き家数は17,290戸、総住宅数は133,410戸です。
市原市の空き家率(2023年)
13.0%
空き家 17,290戸 / 総住宅数 133,410戸
総務省の区分による市原市の空き家17,290戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
市原市の空き家17,290戸は、その他の空き家8,510戸・賃貸用7,620戸・売却用910戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。その他の空き家は、全国でも上位の量です。セカンドハウスの割合は1.5%にとどまります。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の49.2%で、内訳のおおむね半分を占めます。総住宅数は133,410戸で、空き家率1ポイントは1,334戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。
市原市の空き家17,290戸のうち、腐朽・破損があるものは2,890戸で、空き家全体の16.7%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
16.7%で傷みが確認されています。傷んだ空き家は実数で2,890戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
市原市の空き家率は2008年の12.6%から 2023年には13.0%へ、 15年間で+0.4ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、千葉県全体は−0.8ポイント動いています。
2018年の14.6%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.5ポイントで、変化は比較的なだらかでした。県全体の動きをやや上回るペースでした。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。13.0%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 12.6% | — | −0.5ポイント |
| 2013年 | 13.1% | +0.5ポイント | −0.4ポイント |
| 2018年 | 14.6% | +1.5ポイント | +1.0ポイント |
| 2023年 | 13.0% | −1.6ポイント | −0.8ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
市原市の人口は、2024年の266,861人から2050年には207,507人(2024年比 −22.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
市原市の空き家率は13.0%で、全国平均の13.8%より 0.8ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると654位(高いほうから約62%の位置)で、低い順では406位にあたります。
千葉県内では、40市区町村のうち空き家率が高い順で22位です。 千葉県全体の空き家率は12.3%で、市原市はこれより0.7ポイント高くなっています。 千葉県で空き家率が最も高いのは勝浦市(41.0%)、最も低いのは浦安市(6.4%)です。
低いほうから見れば約38%の位置で、平均をやや下回ります。千葉県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。千葉県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。県内で最も高い勝浦市(41.0%)とは28.0ポイント離れています。千葉県全体を0.7ポイント上回ります。2050年の推計人口は2024年比−22.2%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。17,290戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。8,510戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ茨城県取手市(13.0%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。傷んだ住宅が一定の割合を占める地域では、修繕にいくらかかるかを先に把握しておくと判断が早まります。全国平均並みの地域では、他の物件との違いを説明できるかが効いてきます。減少が前提の地域では、いつ動くかで結果が変わってきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・千葉県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。