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薩摩川内市(鹿児島県)の空き家率

鹿児島県薩摩川内市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で26.4%です。 空き家数は14,760戸、総住宅数は55,840戸です。

薩摩川内市の空き家率(2023年)

26.4%

空き家 14,760戸 / 総住宅数 55,840戸

全国平均より 12.6pt 高い全国 67位 / 1,059市区町村(高い順)

薩摩川内市の空き家データ

空き家率
26.4%
空き家数
14,760戸
総住宅数
55,840戸
全国平均(13.8%)との差
+12.6ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
67位 / 1,059市区町村
鹿児島県内の順位(高い順)
6位 / 20市区町村
鹿児島県の空き家率(20.5%)との差
+5.9ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による薩摩川内市の空き家14,760戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
9,520戸
賃貸用の空き家
4,660戸
売却用の空き家
410戸
二次的住宅(別荘等)
170戸

薩摩川内市の空き家14,760戸のうち9,520戸、全体の64.5%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の31.6%が賃貸用の空室で、入居者を募集している住宅が一定数あります。保養目的の住宅は1.2%で、無視できる範囲です。空き家の戸数としては、全国的にも突出した水準にあります。

腐朽・破損がある空き家

薩摩川内市の空き家14,760戸のうち、腐朽・破損があるものは4,360戸で、空き家全体の29.5%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
4,360戸
空き家数に占める割合
29.5%

空き家の29.5%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で4,360戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては7.8%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

薩摩川内市の空き家率の推移(2008〜2023年)

薩摩川内市の空き家率は2008年の17.3%から 2023年には26.4%へ、 15年間で+9.1ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、鹿児島県全体は+5.3ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から4.2ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。鹿児島県全体(+5.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。26.4%という水準になると、住宅を増やすより減らす方向の議論が中心になります。

10%15%20%25%30%2008201320182023
薩摩川内市鹿児島県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年17.3%+4.2ポイント
2013年18.7%+1.4ポイント+5.2ポイント
2018年22.2%+3.5ポイント+8.6ポイント
2023年26.4%+4.2ポイント+12.6ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

薩摩川内市の人口の見通し

薩摩川内市の人口は、2024年の90,536人から2050年には67,988人(2024年比 −24.9%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

薩摩川内市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・鹿児島県内での位置づけ

薩摩川内市の空き家率は26.4%で、全国平均の13.8%より 12.6ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると67位(高いほうから約6%の位置)で、低い順では993位にあたります。

鹿児島県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で6位です。 鹿児島県全体の空き家率は20.5%で、薩摩川内市はこれより5.9ポイント高くなっています。 鹿児島県で空き家率が最も高いのは伊佐市(32.0%)、最も低いのは鹿児島市(15.3%)です。

薩摩川内市の空き家率は、全国1,059市区町村のうち高いほうから1割以内に入ります。鹿児島県内では上位3分の1に入ります。全国平均を12.6ポイント引き離しており、住宅事情の違いは明確です。26.4%という水準は、住宅そのものが余っていることを前提に考える必要があります。住宅4戸に1戸が空き家という、かなり高い密度です。2050年の推計人口は2024年比−24.9%という減り方が見込まれています。

29.5%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。14,760戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。9,520戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ熊本県上天草市(26.4%)も「その他の空き家」が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

薩摩川内市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。住宅が大きく余っている地域では、複数の選択肢を同時に検討しておくほうが現実的です。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。人口減が見込まれる地域では、待つほど条件がよくなる場面は限られます。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・鹿児島県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。