京都府京都市下京区の人口は、2024年の住民基本台帳で77,491人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に80,362人となり、 2024年と比べて+3.7%(+2,871人)と見込まれています。
京都市下京区の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
+3.7%
2024年 77,491人 → 2050年 80,362人(+2,871人)
2050年に向けて人口が増えると推計されており、全国的には数少ない部類に入ります。2040年時点では+7.4%の増加という推計です。全国の合計(−15.7%)との差は19.4ポイントで、全国より人口が保たれる側です。2040年から2050年にかけての変化はごくわずかです。2020年の国勢調査から2024年までの4年間は6.4%の減少で、推計より速いペースで進んでいる可能性があります。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
京都市下京区の人口は、国勢調査では直近の2020年の82,784人が最も多い水準です。 2050年の推計値80,362人は、2020年と比べて−2.9%にあたります。
国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では17.2%増えています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では0.1%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 70,662人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 71,212人 | 国勢調査 | +0.8% |
| 2005年 | 75,437人 | 国勢調査 | +5.9% |
| 2010年 | 79,287人 | 国勢調査 | +5.1% |
| 2015年 | 82,668人 | 国勢調査 | +4.3% |
| 2020年 | 82,784人 | 国勢調査 | +0.1% |
| 2040年 | 83,218人 | 将来推計 | +0.5% |
| 2050年 | 80,362人 | 将来推計 | −3.4% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
京都市下京区では2019年から2024年までの6年間で、 転入が38,725人、転出が38,294人、 差し引き+431人でした。 直近の2024年は64人の転入超過(3年連続)です。 この6年のうち3年が転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 6,354人 | 6,426人 | −72人 |
| 2020年 | 6,122人 | 6,370人 | −248人 |
| 2021年 | 6,365人 | 6,487人 | −122人 |
| 2022年 | 6,406人 | 6,159人 | +247人 |
| 2023年 | 6,813人 | 6,251人 | +562人 |
| 2024年 | 6,665人 | 6,601人 | +64人 |
6年間の社会増は人口1,000人あたり5.6人(差し引き431人)で、人を集めているほうの地域です。直近2024年の転入は6,665人、転出は6,601人で、人口1,000人あたりでは86.0人と85.2人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。転入・転出の絶対数が大きく、地区ごとの差も出ます。転出超過と転入超過がほぼ半々で、方向が定まっていません。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
京都市下京区の死亡数は、2023年で848人でした。 2024年の人口77,491人に対して、1,000人あたり10.9人にあたります。 2018年の793人と比べると+6.9%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、京都市下京区ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 793人 |
| 2019年 | 799人 |
| 2020年 | 799人 |
| 2021年 | 830人 |
| 2022年 | 885人 |
| 2023年 | 848人 |
直近2023年の死亡数は848人、人口1,000人あたりでは10.9人で、全国のなかでは低めの水準です。人口が増える見通しの地域では、相続した家が新しい世帯に引き継がれる余地は大きいといえます。2018年と比べると死亡数は6.9%増えています。相続の発生件数が多い規模です。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
京都市下京区の2024年→2050年の増減率は+3.7%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1846位(減少率が大きいほうから約97%の位置)で、 人口が保たれる順では52位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、京都市下京区はこれより 減少率が19.4ポイント小さくなっています。
京都市全体の増減率は−9.7%で、11区のなかで京都市下京区は 減少率が大きい順に11位です。 京都市で最も減少率が大きいのは京都市西京区(−19.0%)、 最も人口が保たれるのは京都市下京区(+3.7%)です。
京都市下京区は、2050年に向けて人口が増えると推計されている全国96自治体のひとつです。人口が増える見通しでも、建物の老朽化や相続によって使われない家は生まれます。住宅の需要が保たれやすい一方で、相続した家を空けたままにすれば固定資産税と管理の負担は同じようにかかります。
全国1,897市区町村のうち、人口が保たれるほうから1割以内に入ります。京都市の11区のなかでは最も人口が保たれる区です。人口が増える見通しの地域では、住宅の需要はむしろ底堅く推移します。京都府全体(−16.0%)を大きく上回って人口が保たれます。ピーク時の水準を保っており、住宅が余っていく地域とは前提が異なります。
2040年の時点では+7.4%の増加が見込まれ、当面の前提が他の地域と異なります。いまの空き家は区分が分散しており、人口減の影響も一様には出ません。社会増があることは、推計より人口が保たれる方向に働きます。相続の発生ペースは全国的に見て低めです。増減率が近い北海道札幌市中央区(+3.9%)は空き家率も18.4%と近く、置かれた状況はよく似ています。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
人口が増える見通しであることは、売却でも賃貸でも有利に働きます。2040年までは+7.4%の増加が見込まれ、当面の需要は保たれます。相続に伴う物件が市場に出る量も、いまのところ限られています。似た条件の物件と比較されることが前提になります。転入が続く地域では、賃貸に回す選択肢も現実的です。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・京都府内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。