神奈川県横浜市の人口は、2024年の住民基本台帳で3,753,398人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に3,537,253人となり、 2024年と比べて−5.8%(−216,145人)と見込まれています。
横浜市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−5.8%
2024年 3,753,398人 → 2050年 3,537,253人(−216,145人)
1割前後の減少にとどまり、減り方は緩やかなほうです。2040年までの減少は2.4%にとどまり、ごくわずかです。神奈川県は47都道府県のなかで最も人口が保たれるグループに属します。全国の合計(−15.7%)との差は10.0ポイントで、全国より人口が保たれる側です。2040年から2050年にかけての変化はごくわずかです。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
横浜市の人口は、国勢調査では直近の2020年の3,777,491人が最も多い水準です。 2050年の推計値3,537,253人は、2020年と比べて−6.4%にあたります。
国勢調査でたどれる1995年から2020年までの実績では14.2%増えています。直近の国勢調査(2015年→2020年)では1.4%増えました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 3,307,136人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 3,426,651人 | 国勢調査 | +3.6% |
| 2005年 | 3,579,628人 | 国勢調査 | +4.5% |
| 2010年 | 3,688,773人 | 国勢調査 | +3.0% |
| 2015年 | 3,724,844人 | 国勢調査 | +1.0% |
| 2020年 | 3,777,491人 | 国勢調査 | +1.4% |
| 2040年 | 3,664,048人 | 将来推計 | −3.0% |
| 2050年 | 3,537,253人 | 将来推計 | −3.5% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
横浜市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が1,186,128人、転出が1,124,290人、 差し引き+61,838人でした。 直近の2024年は10,805人の転入超過(6年連続)です。 この6年はすべて転入超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 200,003人 | 189,697人 | +10,306人 |
| 2020年 | 199,502人 | 187,055人 | +12,447人 |
| 2021年 | 200,607人 | 190,484人 | +10,123人 |
| 2022年 | 196,533人 | 188,107人 | +8,426人 |
| 2023年 | 195,455人 | 185,724人 | +9,731人 |
| 2024年 | 194,028人 | 183,223人 | +10,805人 |
6年間すべてで転入が転出を上回りました。6年間の社会増は人口1,000人あたり16.5人(差し引き61,838人)で、人を集めているほうの地域です。直近2024年の転入は194,028人、転出は183,223人で、人口1,000人あたりでは51.7人と48.8人にあたります。住民の入れ替わりが大きい地域です。社会増減の内訳は地区ごとにまったく異なります。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
横浜市の死亡数は、2023年で38,964人でした。 2024年の人口3,753,398人に対して、1,000人あたり10.4人にあたります。 2018年の33,213人と比べると+17.3%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、横浜市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 33,213人 |
| 2019年 | 33,295人 |
| 2020年 | 33,619人 |
| 2021年 | 35,921人 |
| 2022年 | 39,387人 |
| 2023年 | 38,964人 |
直近2023年の死亡数は38,964人、人口1,000人あたりでは10.4人で、全国的に見て低いほうです。相続をめぐる取引が地域の不動産市場を動かす規模です。1割前後の減少であれば、相続した家の引き受け手は比較的見つかります。2018年と比べると死亡数は17.3%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
横浜市の18区を、2024年→2050年の減少率が大きい順に並べています。
| 区 | 2024年 | 2050年推計 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 横浜市金沢区 | 192,009人 | 151,903人 | −20.9% |
| 横浜市瀬谷区 | 121,731人 | 97,706人 | −19.7% |
| 横浜市栄区 | 120,683人 | 100,931人 | −16.4% |
| 横浜市港南区 | 211,469人 | 177,351人 | −16.1% |
| 横浜市泉区 | 151,056人 | 129,194人 | −14.5% |
| 横浜市旭区 | 241,954人 | 209,948人 | −13.2% |
| 横浜市南区 | 200,586人 | 176,497人 | −12.0% |
| 横浜市磯子区 | 165,586人 | 150,823人 | −8.9% |
| 横浜市保土ケ谷区 | 202,706人 | 188,739人 | −6.9% |
| 横浜市青葉区 | 306,960人 | 291,334人 | −5.1% |
| 横浜市中区 | 155,366人 | 149,935人 | −3.5% |
| 横浜市緑区 | 181,558人 | 175,764人 | −3.2% |
| 横浜市戸塚区 | 280,846人 | 271,988人 | −3.2% |
| 横浜市神奈川区 | 245,832人 | 249,762人 | +1.6% |
| 横浜市都筑区 | 214,756人 | 219,332人 | +2.1% |
| 横浜市鶴見区 | 295,947人 | 304,106人 | +2.8% |
| 横浜市港北区 | 358,165人 | 377,644人 | +5.4% |
| 横浜市西区 | 106,188人 | 114,296人 | +7.6% |
横浜市の2024年→2050年の増減率は−5.8%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 1704位(減少率が大きいほうから約90%の位置)で、 人口が保たれる順では194位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、横浜市はこれより 減少率が10.0ポイント小さくなっています。
神奈川県内では、61市区町村のうち減少率が大きい順で40位です。 神奈川県全体の増減率は−7.4%で、県内で最も減少率が大きいのは真鶴町(−48.7%)、 最も人口が保たれるのは川崎市(+4.6%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
全国1,897市区町村のうち、人口が保たれるほうから1割以内に入ります。神奈川県内の順位は下位半分で、県内では減り方が小さいほうです。1割前後の減少にとどまるなら、住宅市場の縮み方も限定的です。ピーク時の水準を保っており、住宅が余っていく地域とは前提が異なります。神奈川県全体(−7.4%)とほぼ同じ水準の減り方です。
2040年までの減少は2.4%にとどまり、当面の変化は小さめです。いまの空き家率(8.7%)は全国的に低く、人口が減ってもすぐには余剰が表面化しません。いまの空き家は賃貸の空室が中心で、人口が減れば空室が埋まるまでの期間が延びる形で表れます。死亡数の水準が低いことは、相続が発生するペースも緩やかであることを示します。増減率が近い埼玉県白岡市(−5.7%)は空き家率も7.4%と近く、置かれた状況はよく似ています。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
1割前後の減少であれば、時間をかけて条件を探る余地もあります。2040年までの減少は2.4%にとどまり、当面は落ち着いて検討できます。空き家が少ない地域なので、状態のよい家なら比較的動きやすいといえます。相続の発生が緩やかな地域では、似た事情の物件が一度に出ることは多くありません。同じ市内でも地区によって結果がまったく違います。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・神奈川県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。