群馬県渋川市の人口は、2024年の住民基本台帳で72,090人です。 国立社会保障・人口問題研究所の令和5年推計では、2050年に44,906人となり、 2024年と比べて−37.7%(−27,184人)と見込まれています。
渋川市の人口の増減率(2024年 → 2050年推計)
−37.7%
2024年 72,090人 → 2050年 44,906人(−27,184人)
4割前後減る見通しで、世帯数の減少もこれに近い形で進みます。群馬県は全国的には人口が保たれるほうの都道府県です。72,090人という規模では、総数の変化より年齢構成の変化のほうが先に現れます。2万人を超える減少で、都市機能の規模そのものが見直しの対象になります。全国の合計(−15.7%)との差は22.0ポイントで、全国より減り方が大きい側です。
2024年の値は住民基本台帳人口、2040年・2050年の値は2020年国勢調査を出発点にした将来推計人口で、 作成方法が異なります。増減率は上記の公表値どうしを機械的に比べたものです。
渋川市の人口は、国勢調査で1995年の91,162人が最も多く、 直近の2020年は74,581人でした。 2050年の推計値44,906人は、1995年と比べて−50.7%にあたります。
人口のピークは1995年で、以降の国勢調査では一貫して減り続け、直近はピークより18.2%低い水準です。直近の国勢調査(2015年→2020年)では4.9%減りました。
| 年 | 人口 | 区分 | 前の時点からの増減率 |
|---|---|---|---|
| 1995年 | 91,162人 | 国勢調査 | — |
| 2000年 | 89,795人 | 国勢調査 | −1.5% |
| 2005年 | 87,469人 | 国勢調査 | −2.6% |
| 2010年 | 83,330人 | 国勢調査 | −4.7% |
| 2015年 | 78,391人 | 国勢調査 | −5.9% |
| 2020年 | 74,581人 | 国勢調査 | −4.9% |
| 2040年 | 54,649人 | 将来推計 | −26.7% |
| 2050年 | 44,906人 | 将来推計 | −17.8% |
国勢調査は5年ごとの全数調査です。令和5年推計は2020年国勢調査を出発点にしているため、 2020年の実績値と推計値は連続しています。2024年の住民基本台帳人口は作成方法が異なるため、 グラフでは線ではつながず単独の点として示しています。 市町村合併があった自治体は、合併前の年の数値が現在の区域と一致しない場合があります。
渋川市では2019年から2024年までの6年間で、 転入が11,542人、転出が12,459人、 差し引き−917人でした。 直近の2024年は110人の転出超過(6年連続)です。 この6年はすべて転出超過でした。
| 年 | 転入者数 | 転出者数 | 社会増減 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 2,033人 | 2,339人 | −306人 |
| 2020年 | 1,841人 | 2,134人 | −293人 |
| 2021年 | 1,862人 | 2,008人 | −146人 |
| 2022年 | 2,012人 | 2,055人 | −43人 |
| 2023年 | 1,959人 | 1,978人 | −19人 |
| 2024年 | 1,835人 | 1,945人 | −110人 |
6年間すべてが転出超過で、流出が続いています。6年間ずっと同じ向きで、構造的な動きといえます。直近2024年の転入は1,835人、転出は1,945人で、人口1,000人あたりでは25.5人と27.0人にあたります。全国的には出入りの少ない部類です。転入・転出の絶対数が大きく、地区ごとの差も出ます。
社会増減は転入者数から転出者数を引いた値で、出生・死亡による増減(自然増減)は含みません。 一般に、転出が転入を上回る状態が続く地域では、住宅の借り手や買い手が見つかるまでの期間が 長くなる傾向があります。実際の需要は物件の立地・状態・価格によって大きく異なります。
渋川市の死亡数は、2023年で1,262人でした。 2024年の人口72,090人に対して、1,000人あたり17.5人にあたります。 2018年の1,086人と比べると+16.2%です。 死亡はそのまま相続の発生につながるため、渋川市ではおおむねこの規模の相続が毎年起きている計算になります。
| 年 | 死亡数 |
|---|---|
| 2018年 | 1,086人 |
| 2019年 | 1,119人 |
| 2020年 | 1,088人 |
| 2021年 | 1,162人 |
| 2022年 | 1,304人 |
| 2023年 | 1,262人 |
直近2023年の死亡数は1,262人、人口1,000人あたりでは17.5人で、全国的には高めの水準です。2018年と比べると死亡数は16.2%増えています。相続の発生も同じペースで増えていきます。相続の発生件数が多い規模です。4割前後の減少が前提の地域では、相続した家の使い道を早めに決める意味が大きくなります。
死亡数は人口動態の公表値です。相続の件数そのものではありませんが、相続が発生する規模の目安になります。 2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記申請が必要です。 手続きをしないまま次の相続が重なると、相続人が増えて話し合いが難しくなります。
渋川市の2024年→2050年の増減率は−37.7%です。 全国1,897市区町村(政令指定都市の行政区を含む)を減少率が大きい順に並べると 706位(減少率が大きいほうから約37%の位置)で、 人口が保たれる順では1192位にあたります。 掲載している市区町村を合計した全国の増減率は−15.7%で、渋川市はこれより 減少率が22.0ポイント大きくなっています。
群馬県内では、35市区町村のうち減少率が大きい順で13位です。 群馬県全体の増減率は−20.3%で、県内で最も減少率が大きいのは南牧村(−71.5%)、 最も人口が保たれるのは吉岡町(−2.1%)です。
将来推計人口はあくまで一定の仮定にもとづく見通しであり、実際の人口は転入・転出の動きや政策によって変わります。ただし、人口が減る見通しの地域では住宅を必要とする世帯も減っていくため、相続した家や空き家をどうするかを決めておく意味は大きくなります。
減少率は全国平均よりやや大きい位置にあります。群馬県内では13位で、上位半分にあたります。群馬県全体(−20.3%)と比べても、減り方はかなり大きい部類です。4割前後の減少になると、空き家は個別の事情ではなく地域全体の問題になります。ピークの半分という水準は、住宅の数が世帯数を大きく上回ることを意味します。
いまの空き家の半分前後は行き先が決まっていない住宅で、人口減はそこに上乗せされます。空き家の27.1%で腐朽・破損が確認されており、人口減はここに重なります。総人口が減っても世帯数がしばらく増えることがあります。空き家率は16.4%と高めで、住宅の需給はすでに緩んでいます。増減率が近い福岡県八女市(−37.7%)は空き家率も18.3%と近く、置かれた状況はよく似ています。
使っていない家は、持っているだけで固定資産税と管理の手間がかかります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得は、以下の無料ツールで試算できます。
4割前後減る地域では、早く決めた家から順に選択肢が残ります。似た条件の物件と比較されることが前提になります。空き家が多い地域では、売り出しても比較対象が並びます。死亡数が多い地域では、相続物件どうしの競合も起こりやすくなります。2040年までに24.2%減る見通しを織り込んでおく必要があります。
出典
将来推計人口(2040年・2050年):国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」
住民基本台帳人口・転入者数・転出者数・死亡数:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
総人口(1995〜2020年):総務省統計局「国勢調査」
いずれも e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ A 人口・世帯」(統計表ID 0000020201)経由で取得しました。
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000020201
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
将来推計人口は令和5年(2023年)推計です。増減率・増減数・全国順位・群馬県内順位は、 上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。推計値は一定の仮定にもとづく見通しであり、 将来の人口を保証するものではありません。