宮若市(福岡県)の空き家率

宮若市の空き家率(2023年)

20.4%

空き家 2,670戸 / 総住宅数 13,080戸

全国平均より 6.6pt 高い
全国 188位 / 1,059市区町村(高い順)

福岡県宮若市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で20.4%です。 空き家数は2,670戸、総住宅数は13,080戸です。

宮若市の空き家データ

福岡県内の順位(高い順)
8位 / 47市区町村
福岡県の空き家率(12.4%)との差
+8.0ポイント

空き家の内訳

総務省の区分による宮若市の空き家2,670戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,800戸
賃貸用の空き家
770戸
売却用の空き家
100戸
二次的住宅(別荘等)
データなし

宮若市の空き家2,670戸のうち1,800戸、全体の67.4%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。「その他の空き家」の割合は全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の28.8%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の32.6%で、動いている住宅は限られます。総住宅数は13,080戸で、空き家率1ポイントは131戸に相当します。率の細かい上下は幅を持って見る必要があります。

宮若市の売りにも貸しにも出ていない空き家1,800戸は、何戸が一戸建てですか

宮若市の、売りにも貸しにも出ていない空き家(その他の空き家)1,800戸のうち、一戸建ては1,580戸(87.8%)です。一戸建てのうち腐朽・破損があるものは320戸(20.3%)です。賃貸用の空き家770戸のうち、長屋建・共同住宅等は720戸(93.5%)です。

その他の空き家のうち一戸建
1,580戸(87.8%)
そのうち腐朽・破損あり
320戸(20.3%)
賃貸用の空き家のうち長屋建・共同住宅等
720戸(93.5%)

建て方は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損がある空き家

宮若市の空き家2,670戸のうち、腐朽・破損があるものは580戸で、空き家全体の21.7%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
580戸
空き家数に占める割合
21.7%

21.7%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。総住宅数に対しては4.4%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。「その他の空き家」が大半を占めるだけに、この区分の住宅がそのまま古くなるかどうかが今後の戸数を左右します。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

宮若市の空き家率の推移(2008〜2023年)

宮若市の空き家率は2008年の17.1%から 2023年には20.4%へ、 15年間で+3.3ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、福岡県全体は−1.3ポイント動いています。

4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。福岡県全体(−1.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。20.4%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10% 13.8% 17.5% 21.3% 25% 2008201320182023
宮若市 福岡県平均 全国平均
調査年空き家率空き家数総住宅数前回調査比全国平均との差
2008年 17.1% 2,430戸 14,170戸 — +4.0ポイント
2013年 19.9% 2,650戸 13,350戸 +2.8ポイント +6.4ポイント
2018年 20.0% 2,420戸 12,090戸 +0.1ポイント +6.4ポイント
2023年 20.4% 2,670戸 13,080戸 +0.4ポイント +6.6ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

宮若市の人口の見通し

宮若市の人口は、2026年の25,563人から2050年には18,246人(2026年比 −28.6%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

宮若市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

人口が減る見通しの宮若市でも、使っていない家を売るかどうか決める前に、買取額だけなら先に聞けます。

全国・福岡県内での位置づけ

宮若市の空き家率は20.4%で、全国平均の13.8%より 6.6ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると188位(高いほうから約18%の位置)で、低い順では872位にあたります。

福岡県内では、47市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 福岡県全体の空き家率は12.4%で、宮若市はこれより8.0ポイント高くなっています。 福岡県で空き家率が最も高いのは川崎町(31.0%)、最も低いのは須恵町(5.6%)です。

高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。福岡県内では上位3分の1に入ります。福岡県全体(12.4%)を8.0ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。全国平均を6.6ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。福岡県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。2050年の推計人口は2026年比−28.6%で、住宅の需要そのものが縮んでいきます。

13,080戸という住宅ストックでは、率だけの比較には限界があります。流通している住宅は32.6%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ茨城県北茨城市(20.4%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。

宮若市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、放置すれば特定空家になるおそれのある「管理不全空家」として市区町村長から勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されます(国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」概要)。

相続した家を売るときは、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」で、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる場合があります(令和6年1月1日以後の売却で、家と敷地を相続した相続人が3人以上なら2,000万円まで)。 主な要件は、昭和56年5月31日以前に建築された家であること、売る時点で家屋が一定の耐震基準を満たしているか家屋を取り壊してから敷地を売ること(売った年の翌年2月15日までに耐震基準を満たすか取り壊した場合を含む)、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること、売却代金が1億円以下であることなどです。 対象は令和9年12月31日までの売却で、このほかにも要件があります。要件の全文は国税庁 タックスアンサー No.3306で確認してください。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。人口が明確に減る地域では、決断が遅れるほど買い手・借り手の母数は細っていきます。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。

宮若市の空き家を解体するとき、補助金は出ますか

宮若市には、空き家の解体に使える補助制度があります。補助率は見積額または補助対象経費(床面積1㎡あたり1万円を上限に算定)の2分の1以内、上限は50万円です。受付状況や予算は年度ごとに変わります。

制度名
老朽危険空家等解体撤去補助金
補助率
見積額または補助対象経費(床面積1㎡あたり1万円を上限に算定)の2分の1以内
上限
50万円
対象
空家法の空家等(住家)で、倒壊・建築材等の落下・飛散により人の生命・身体・財産に被害を及ぼすおそれがあり、市の評点の合計が100点以上のもの。所有権以外の権利が設定されていないこと。申請者は所有者または管理者(親族・委任状可)で、市税・公共料金等の滞納がなく、同一敷地内・同一世帯で過去に補助を受けていないこと。施工は市内に事業所のある建設業の許可を受けた事業者
受付状況
申請の前に建築都市課へ相談。予算の上限に達し次第受付終了。令和8年度の受付状況は公式ページに書かれていない

公式ページ(2026年10月18日取得):https://www.city.miyawaka.lg.jp/kiji003447008/index.html

福岡県の空き家解体補助金の一覧 /宮若市の空き家解体補助金の詳細(対象になる場合・手続きの流れ)

名義が親のままの家に、登記の期限はあるのか — 相続登記の3年ルールと最大10万円の過料築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか

出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり・建て方別の空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・福岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。

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