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飯塚市(福岡県)の空き家率

福岡県飯塚市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で18.2%です。 空き家数は12,540戸、総住宅数は68,870戸です。

飯塚市の空き家率(2023年)

18.2%

空き家 12,540戸 / 総住宅数 68,870戸

全国平均より 4.4pt 高い全国 301位 / 1,059市区町村(高い順)

飯塚市の空き家データ

空き家率
18.2%
空き家数
12,540戸
総住宅数
68,870戸
全国平均(13.8%)との差
+4.4ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
301位 / 1,059市区町村
福岡県内の順位(高い順)
15位 / 47市区町村
福岡県の空き家率(12.4%)との差
+5.8ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による飯塚市の空き家12,540戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
5,240戸
賃貸用の空き家
7,030戸
売却用の空き家
100戸
二次的住宅(別荘等)
170戸

飯塚市の空き家12,540戸のうち7,030戸、全体の56.1%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では5,240戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。保養目的の住宅は1.4%で、無視できる範囲です。売却用は0.8%で、売り物件として出ている住宅は統計上ほとんどありません。総住宅数は68,870戸で、空き家率1ポイントは689戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。

腐朽・破損がある空き家

飯塚市の空き家12,540戸のうち、腐朽・破損があるものは3,640戸で、空き家全体の29.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
3,640戸
空き家数に占める割合
29.0%

空き家の29.0%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で3,640戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては5.3%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

飯塚市の空き家率の推移(2008〜2023年)

飯塚市の空き家率は2008年の16.5%から 2023年には18.2%へ、 15年間で+1.7ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、福岡県全体は−1.3ポイント動いています。

2018年の20.0%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。福岡県全体(−1.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。調査開始時点で16.5%あり、最近になって始まった問題ではありません。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。18.2%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
飯塚市福岡県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年16.5%+3.4ポイント
2013年18.0%+1.5ポイント+4.5ポイント
2018年20.0%+2.0ポイント+6.4ポイント
2023年18.2%−1.8ポイント+4.4ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

飯塚市の人口の見通し

飯塚市の人口は、2024年の124,118人から2050年には101,373人(2024年比 −18.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

飯塚市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・福岡県内での位置づけ

飯塚市の空き家率は18.2%で、全国平均の13.8%より 4.4ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると301位(高いほうから約28%の位置)で、低い順では759位にあたります。

福岡県内では、47市区町村のうち空き家率が高い順で15位です。 福岡県全体の空き家率は12.4%で、飯塚市はこれより5.8ポイント高くなっています。 福岡県で空き家率が最も高いのは川崎町(31.0%)、最も低いのは須恵町(5.6%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。福岡県内では上位3分の1に入ります。福岡県全体(12.4%)を5.8ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。福岡県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。18.2%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。2050年の推計人口は2024年比−18.3%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。

29.0%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。5,240戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ山梨県笛吹市(18.2%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

飯塚市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・福岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。