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直方市(福岡県)の空き家率

福岡県直方市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で18.6%です。 空き家数は5,340戸、総住宅数は28,680戸です。

直方市の空き家率(2023年)

18.6%

空き家 5,340戸 / 総住宅数 28,680戸

全国平均より 4.8pt 高い全国 278位 / 1,059市区町村(高い順)

直方市の空き家データ

空き家率
18.6%
空き家数
5,340戸
総住宅数
28,680戸
全国平均(13.8%)との差
+4.8ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
278位 / 1,059市区町村
福岡県内の順位(高い順)
12位 / 47市区町村
福岡県の空き家率(12.4%)との差
+6.2ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による直方市の空き家5,340戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
2,550戸
賃貸用の空き家
2,500戸
売却用の空き家
240戸
二次的住宅(別荘等)
50戸

直方市の空き家5,340戸は、その他の空き家2,550戸・賃貸用2,500戸・売却用240戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。保養目的の住宅は0.9%で、無視できる範囲です。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の47.8%で、内訳のおおむね半分を占めます。内訳の形は全国の平均的な構成に近く、やや放置型に寄る程度です。18.6%という空き家率のもとでは、内訳の偏りがそのまま地域の課題の形になります。

腐朽・破損がある空き家

直方市の空き家5,340戸のうち、腐朽・破損があるものは1,240戸で、空き家全体の23.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,240戸
空き家数に占める割合
23.2%

23.2%で腐朽・破損が確認され、傷んだ住宅がまとまった塊になっています。総住宅数に対しては4.3%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

直方市の空き家率の推移(2008〜2023年)

直方市の空き家率は2008年の15.3%から 2023年には18.6%へ、 15年間で+3.3ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、福岡県全体は−1.3ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から3.4ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。福岡県全体(−1.3ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。18.6%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
直方市福岡県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年15.3%+2.2ポイント
2013年17.1%+1.8ポイント+3.6ポイント
2018年15.2%−1.9ポイント+1.6ポイント
2023年18.6%+3.4ポイント+4.8ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

直方市の人口の見通し

直方市の人口は、2024年の54,838人から2050年には45,263人(2024年比 −17.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

直方市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・福岡県内での位置づけ

直方市の空き家率は18.6%で、全国平均の13.8%より 4.8ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると278位(高いほうから約26%の位置)で、低い順では782位にあたります。

福岡県内では、47市区町村のうち空き家率が高い順で12位です。 福岡県全体の空き家率は12.4%で、直方市はこれより6.2ポイント高くなっています。 福岡県で空き家率が最も高いのは川崎町(31.0%)、最も低いのは須恵町(5.6%)です。

上位3分の1に入る水準で、平均より明確に高い部類です。福岡県内では上位3分の1に入ります。福岡県全体(12.4%)を6.2ポイント上回り、同じ都道府県のなかでは高い側に振れています。全国平均を4.8ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。福岡県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。2050年の推計人口は2024年比−17.5%にとどまる見通しです。

23.2%が傷んでいる状況では、建物より土地として見られる場面が増えます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。5,340戸の空き家は、市場での競合という意味でも無視できない量です。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ岡山県玉野市(18.6%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

直方市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。傷んだ住宅の比重が高い地域では、解体して土地として扱う選択肢も並べて考える場面が増えます。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。この規模の自治体では、同じ条件の物件と比較されることを前提にしたほうが現実的です。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・福岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。