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文京区(東京都)の空き家率

東京都文京区の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.5%です。 空き家数は15,670戸、総住宅数は149,710戸です。

文京区の空き家率(2023年)

10.5%

空き家 15,670戸 / 総住宅数 149,710戸

全国平均より 3.3pt 低い全国 853位 / 1,059市区町村(高い順)

文京区の空き家データ

空き家率
10.5%
空き家数
15,670戸
総住宅数
149,710戸
全国平均(13.8%)との差
-3.3ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
853位 / 1,059市区町村
東京都内の順位(高い順)
35位 / 51市区町村
東京都の空き家率(10.9%)との差
-0.4ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による文京区の空き家15,670戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
6,870戸
賃貸用の空き家
7,860戸
売却用の空き家
630戸
二次的住宅(別荘等)
310戸

文京区の空き家15,670戸のうち7,860戸、全体の50.2%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では6,870戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。セカンドハウスの割合は2.0%にとどまります。募集中の賃貸空室について見ると、借り手の選択肢はかなり多くなります。総住宅数は149,710戸で、空き家率1ポイントは1,497戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

腐朽・破損がある空き家

文京区の空き家15,670戸のうち、腐朽・破損があるものは1,220戸で、空き家全体の7.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,220戸
空き家数に占める割合
7.8%

腐朽・破損が確認された住宅は1割未満で、全国的には少ないほうです。総住宅数に対しては0.8%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。人口が増える見通しの地域では、傷んだ住宅も建て替えや売却で入れ替わる余地が残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

文京区の空き家率の推移(2008〜2023年)

文京区の空き家率は2008年の10.2%から 2023年には10.5%へ、 15年間で+0.3ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、東京都全体は−0.2ポイント動いています。

2018年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。2008年と比べた変化は+0.3ポイントで、水準は当時とあまり変わっていません。2008年時点では10.2%と、低い部類にありました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。いまの10.5%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。

5%7.5%10%12.5%15%2008201320182023
文京区東京都平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年10.2%−2.9ポイント
2013年10.0%−0.2ポイント−3.5ポイント
2018年9.5%−0.5ポイント−4.1ポイント
2023年10.5%+1.0ポイント−3.3ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

文京区の人口の見通し

文京区の人口は、2024年の235,345人から2050年には271,626人(2024年比 +15.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

文京区の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・東京都内での位置づけ

文京区の空き家率は10.5%で、全国平均の13.8%より 3.3ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると853位(高いほうから約81%の位置)で、低い順では207位にあたります。

東京都内では、51市区町村のうち空き家率が高い順で35位です。 東京都全体の空き家率は10.9%で、文京区はこれより0.4ポイント低くなっています。 東京都で空き家率が最も高いのは豊島区(13.9%)、最も低いのは日の出町(6.9%)です。

低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。東京都内では低いほうから3分の1に入ります。全国平均を3.3ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。東京都は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。人口は2050年に向けて増える見通し(2024年比+15.4%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。

建物の傷みが少ない地域なので、状態のよい家は比較的評価されやすいといえます。全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。15,670戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県長久手市(10.5%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

文京区で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。建物の傷みが少ない地域なので、現状のまま貸す・売る選択も取りやすいといえます。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・東京都内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。