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弘前市(青森県)の空き家率

青森県弘前市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で15.8%です。 空き家数は12,690戸、総住宅数は80,440戸です。

弘前市の空き家率(2023年)

15.8%

空き家 12,690戸 / 総住宅数 80,440戸

全国平均より 2.0pt 高い全国 430位 / 1,059市区町村(高い順)

弘前市の空き家データ

空き家率
15.8%
空き家数
12,690戸
総住宅数
80,440戸
全国平均(13.8%)との差
+2.0ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
430位 / 1,059市区町村
青森県内の順位(高い順)
7位 / 14市区町村
青森県の空き家率(16.7%)との差
-0.9ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による弘前市の空き家12,690戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
5,740戸
賃貸用の空き家
6,490戸
売却用の空き家
200戸
二次的住宅(別荘等)
260戸

弘前市の空き家12,690戸のうち6,490戸、全体の51.1%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では5,740戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。二次的住宅が2.0%あり、居住目的以外の住宅も少し混じります。売却用は1.6%で、売買に出ている住宅は多くありません。総住宅数は80,440戸で、空き家率1ポイントは804戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。

腐朽・破損がある空き家

弘前市の空き家12,690戸のうち、腐朽・破損があるものは4,710戸で、空き家全体の37.1%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
4,710戸
空き家数に占める割合
37.1%

空き家の37.1%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で4,710戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。総住宅数に対しては5.9%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

弘前市の空き家率の推移(2008〜2023年)

弘前市の空き家率は2008年の16.4%から 2023年には15.8%へ、 15年間で−0.6ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、青森県全体は+2.2ポイント動いています。

2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。青森県全体(+2.2ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは−4.5ポイントで、残りの期間で+3.9ポイント動きました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。15.8%という水準では、既存住宅の使い方を見直す局面に入っています。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
弘前市青森県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年16.4%+3.3ポイント
2013年11.9%−4.5ポイント−1.6ポイント
2018年14.1%+2.2ポイント+0.5ポイント
2023年15.8%+1.7ポイント+2.0ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

弘前市の人口の見通し

弘前市の人口は、2024年の159,488人から2050年には108,684人(2024年比 −31.9%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

弘前市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・青森県内での位置づけ

弘前市の空き家率は15.8%で、全国平均の13.8%より 2.0ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると430位(高いほうから約41%の位置)で、低い順では630位にあたります。

青森県内では、14市区町村のうち空き家率が高い順で7位です。 青森県全体の空き家率は16.7%で、弘前市はこれより0.9ポイント低くなっています。 青森県で空き家率が最も高いのはむつ市(20.8%)、最も低いのはおいらせ町(10.5%)です。

高いほうから約41%の位置にあり、平均をやや上回ります。青森県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均との差は2.0ポイントあり、平均より多いことがはっきり出ています。青森県は47都道府県のうち上位のグループにあり、都道府県単位で見ても空き家が多い地域です。15.8%という水準では、買い手・借り手より住宅のほうが多い状態になります。2050年の推計人口は2024年比−31.9%で、住宅の需要そのものが縮んでいきます。

37.1%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。5,740戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ茨城県神栖市(15.8%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。

弘前市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。人口が明確に減る地域では、決断が遅れるほど買い手・借り手の母数は細っていきます。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。空き家率が高い地域では、売る・貸す・解体するのどれもすぐには決まらない前提で動くほうが安全です。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・青森県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。