長崎県大村市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で10.0%です。 空き家数は4,490戸、総住宅数は45,040戸です。
大村市の空き家率(2023年)
10.0%
空き家 4,490戸 / 総住宅数 45,040戸
総務省の区分による大村市の空き家4,490戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
大村市の空き家4,490戸は、その他の空き家2,200戸・賃貸用2,000戸・売却用160戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の49.0%で、内訳のおおむね半分を占めます。内訳の形は全国の平均的な構成に近く、やや放置型に寄る程度です。空き家の44.5%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。空き家率が1割前後の地域では、内訳の偏りより戸数の少なさのほうが効いてきます。
大村市の空き家4,490戸のうち、腐朽・破損があるものは740戸で、空き家全体の16.5%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
16.5%で傷みが確認されています。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。総住宅数に対しては1.6%が傷んだ空き家にあたり、地区によっては目に入る比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
大村市の空き家率は2008年の11.0%から 2023年には10.0%へ、 15年間で−1.0ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、長崎県全体は+3.2ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回より0.6ポイント下がり、それまでの上昇がいったん止まりました。長崎県全体(+3.2ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。2008年と比べた変化は−1.0ポイントで、当時より水準は下がっています。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。いまの10.0%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 11.0% | — | −2.1ポイント |
| 2013年 | 9.8% | −1.2ポイント | −3.7ポイント |
| 2018年 | 10.6% | +0.8ポイント | −3.0ポイント |
| 2023年 | 10.0% | −0.6ポイント | −3.8ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
大村市の人口は、2024年の99,694人から2050年には85,005人(2024年比 −14.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
大村市の空き家率は10.0%で、全国平均の13.8%より 3.8ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると878位(高いほうから約83%の位置)で、低い順では182位にあたります。
長崎県内では、16市区町村のうち空き家率が高い順で15位です。 長崎県全体の空き家率は17.3%で、大村市はこれより7.3ポイント低くなっています。 長崎県で空き家率が最も高いのは新上五島町(31.6%)、最も低いのは時津町(7.1%)です。
低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。長崎県内では低いほうに位置します。長崎県全体(17.3%)と比べても7.3ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。全国平均を3.8ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。2050年の推計人口は2024年比−14.7%にとどまる見通しです。
全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。45,040戸の住宅を抱える規模では、率の1ポイントが450戸の重みを持ちます。16.5%が傷んでいる状況では、修繕の履歴を示せるかどうかが効いてきます。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ福岡県宇美町(10.0%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で下がった地域でも、母数が減ったことによる見かけ上の低下という可能性は残ります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。45,040戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。傷んだ住宅が一定の割合を占める地域では、修繕にいくらかかるかを先に把握しておくと判断が早まります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・長崎県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。