熊本県合志市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で7.6%です。 空き家数は1,900戸、総住宅数は25,040戸です。
合志市の空き家率(2023年)
7.6%
空き家 1,900戸 / 総住宅数 25,040戸
総務省の区分による合志市の空き家1,900戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
合志市の空き家1,900戸では、賃貸用の空室が810戸(42.6%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。売却用は12.6%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。実数では770戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、地区ごとに数えられる規模です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の55.3%で、流通は比較的活発なほうです。空き家率7.6%という低さのもとでは、この内訳の差が住宅事情を大きく左右することはありません。
合志市の空き家1,900戸のうち、腐朽・破損があるものは300戸で、空き家全体の15.8%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
15.8%で傷みが確認されています。傷んだ空き家は実数で300戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。総住宅数に対しては1.2%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
合志市の空き家率は2008年の10.7%から 2023年には7.6%へ、 15年間で−3.1ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、熊本県全体は+1.5ポイント動いています。
2013年をいちばん低い時点として、下がってから上がる形で推移しており、単純な右肩上がりではありません。熊本県全体(+1.5ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 10.7% | — | −2.4ポイント |
| 2013年 | 6.8% | −3.9ポイント | −6.7ポイント |
| 2018年 | 7.8% | +1.0ポイント | −5.8ポイント |
| 2023年 | 7.6% | −0.2ポイント | −6.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
合志市の人口は、2024年の65,160人から2050年には62,225人(2024年比 −4.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
合志市の空き家率は7.6%で、全国平均の13.8%より 6.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると1011位(高いほうから約95%の位置)で、低い順では49位にあたります。
熊本県内では、20市区町村のうち空き家率が高い順で18位です。 熊本県全体の空き家率は14.9%で、合志市はこれより7.3ポイント低くなっています。 熊本県で空き家率が最も高いのは上天草市(26.4%)、最も低いのは菊陽町(6.7%)です。
全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。熊本県内では低いほうに位置します。全国平均を6.2ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。7.6%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅13戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。2050年の推計人口は2024年比−4.5%で、人口はおおむね保たれる見通しです。
行き先の決まっていない住宅は770戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。1,900戸の空き家があれば、地区ごとの状況の違いも大きく出ます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ埼玉県富士見市(7.6%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。上下を繰り返してきた地域では、単年の数字より長い期間の傾向で見たほうが実態に近くなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。人口がおおむね保たれる見通しであることは、貸す・売るのいずれにも追い風です。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・熊本県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。