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四万十市(高知県)の空き家率

高知県四万十市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で20.6%です。 空き家数は3,670戸、総住宅数は17,850戸です。

四万十市の空き家率(2023年)

20.6%

空き家 3,670戸 / 総住宅数 17,850戸

全国平均より 6.8pt 高い全国 185位 / 1,059市区町村(高い順)

四万十市の空き家データ

空き家率
20.6%
空き家数
3,670戸
総住宅数
17,850戸
全国平均(13.8%)との差
+6.8ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
185位 / 1,059市区町村
高知県内の順位(高い順)
8位 / 13市区町村
高知県の空き家率(20.3%)との差
+0.3ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による四万十市の空き家3,670戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
2,460戸
賃貸用の空き家
950戸
売却用の空き家
30戸
二次的住宅(別荘等)
230戸

四万十市の空き家3,670戸のうち2,460戸、全体の67.0%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。空き家の25.9%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。売却用は0.8%で、売り物件として出ている住宅は統計上ほとんどありません。20.6%という空き家率のもとでは、内訳の偏りがそのまま地域の課題の形になります。

腐朽・破損がある空き家

四万十市の空き家3,670戸のうち、腐朽・破損があるものは1,520戸で、空き家全体の41.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,520戸
空き家数に占める割合
41.4%

空き家の41.4%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。総住宅数に対しては8.5%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。傷んだ空き家は実数で1,520戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

四万十市の空き家率の推移(2008〜2023年)

四万十市の空き家率は2008年の17.1%から 2023年には20.6%へ、 15年間で+3.5ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、高知県全体は+3.8ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から2.6ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。2008年の段階で17.1%と、当時から全国平均を大きく上回っていました。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。20.6%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10%13.8%17.5%21.3%25%2008201320182023
四万十市高知県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年17.1%+4.0ポイント
2013年16.9%−0.2ポイント+3.4ポイント
2018年18.0%+1.1ポイント+4.4ポイント
2023年20.6%+2.6ポイント+6.8ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

四万十市の人口の見通し

四万十市の人口は、2024年の31,424人から2050年には20,436人(2024年比 −35.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

四万十市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・高知県内での位置づけ

四万十市の空き家率は20.6%で、全国平均の13.8%より 6.8ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると185位(高いほうから約17%の位置)で、低い順では875位にあたります。

高知県内では、13市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 高知県全体の空き家率は20.3%で、四万十市はこれより0.3ポイント高くなっています。 高知県で空き家率が最も高いのは土佐清水市(39.5%)、最も低いのは高知市(15.4%)です。

高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。高知県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均を6.8ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。高知県は、47都道府県のなかで空き家率の高いほうから5位です。20.6%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。2050年の推計人口は2024年比−35.0%で、住宅の需要は明確に細っていきます。

41.4%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。流通している住宅は26.7%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ北海道新ひだか町(20.6%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

四万十市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。行き先未定がほかの区分を大きく上回る環境では、買い手・借り手の側に強い選択権があります。この水準の地域では、条件面で譲れる範囲を先に決めておくと話が進みます。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・高知県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。