三重県亀山市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.0%です。 空き家数は3,410戸、総住宅数は24,390戸です。
亀山市の空き家率(2023年)
14.0%
空き家 3,410戸 / 総住宅数 24,390戸
総務省の区分による亀山市の空き家3,410戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
亀山市の空き家3,410戸のうち1,760戸、全体の51.6%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。売却用は0.9%で、売り物件として出ている住宅は統計上ほとんどありません。二次的住宅が2.6%あり、居住目的以外の住宅も少し混じります。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の52.5%で、流通は比較的活発なほうです。空き家の戸数としては、個別対応より面での取り組みが前提になる量です。
亀山市の空き家3,410戸のうち、腐朽・破損があるものは370戸で、空き家全体の10.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
傷みが出ている住宅は10.9%で、多くは外観上の大きな問題がない状態です。傷んだ空き家は実数で370戸あり、地区単位の点検で回せる大きさです。総住宅数に対しては1.5%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
亀山市の空き家率は2008年の11.9%から 2023年には14.0%へ、 15年間で+2.1ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、三重県全体は+3.1ポイント動いています。
前回調査からは1.5ポイント上がっており、増加の流れは続いています。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.5ポイントで、変化は比較的なだらかでした。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 11.9% | — | −1.2ポイント |
| 2013年 | 12.0% | +0.1ポイント | −1.5ポイント |
| 2018年 | 12.5% | +0.5ポイント | −1.1ポイント |
| 2023年 | 14.0% | +1.5ポイント | +0.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
亀山市の人口は、2024年の49,130人から2050年には43,131人(2024年比 −12.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
亀山市の空き家率は14.0%で、全国平均の13.8%より 0.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると556位(高いほうから約53%の位置)で、低い順では504位にあたります。
三重県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で13位です。 三重県全体の空き家率は16.3%で、亀山市はこれより2.3ポイント低くなっています。 三重県で空き家率が最も高いのは尾鷲市(35.1%)、最も低いのは明和町(6.9%)です。
全体のちょうど中間あたりに位置します。三重県内では低いほうから3分の1に入ります。三重県全体より2.3ポイント低い水準です。三重県内で最も高い水準とは21.1ポイントの開きがあり、同じ都道府県内でも幅が大きいことが分かります。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。2050年の推計人口は2024年比−12.2%と、減り方は全国的に見れば緩やかです。
傷んだ住宅が10.9%にとどまるぶん、手入れされた家との差はつきにくくなります。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。3,410戸規模になると、空き家は個別の事情というより地域の傾向として現れます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ大阪府泉大津市(14.0%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。緩やかに上がってきた地域では、いまの水準が定着するかどうかが分かれ目です。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。人口の減り方が限定的なら、需要が急に消えるわけではありません。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・三重県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。