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志摩市(三重県)の空き家率

三重県志摩市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で31.0%です。 空き家数は8,540戸、総住宅数は27,520戸です。

志摩市の空き家率(2023年)

31.0%

空き家 8,540戸 / 総住宅数 27,520戸

全国平均より 17.2pt 高い全国 34位 / 1,059市区町村(高い順)

志摩市の空き家データ

空き家率
31.0%
空き家数
8,540戸
総住宅数
27,520戸
全国平均(13.8%)との差
+17.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
34位 / 1,059市区町村
三重県内の順位(高い順)
3位 / 19市区町村
三重県の空き家率(16.3%)との差
+14.7ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による志摩市の空き家8,540戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
4,760戸
賃貸用の空き家
2,200戸
売却用の空き家
90戸
二次的住宅(別荘等)
1,500戸

志摩市の空き家8,540戸の内訳では「その他の空き家」が4,760戸(55.7%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。別荘やセカンドハウスの比重が17.6%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。空き家の25.8%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。31.0%という高い空き家率では、内訳を見ないと数字の意味を取り違えかねません。

腐朽・破損がある空き家

志摩市の空き家8,540戸のうち、腐朽・破損があるものは1,230戸で、空き家全体の14.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,230戸
空き家数に占める割合
14.4%

14.4%という水準は、全国の真ん中あたりにあたります。人口が大幅に減る見通しのもとでは、老朽化した住宅の出口をいつ決めるかが重くのしかかります。総住宅数に対しては4.5%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

志摩市の空き家率の推移(2008〜2023年)

志摩市の空き家率は2008年の21.2%から 2023年には31.0%へ、 15年間で+9.8ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、三重県全体は+3.1ポイント動いています。

直近の2023年調査では前回から6.2ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。三重県全体(+3.1ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。31.0%という水準になると、住宅を増やすより減らす方向の議論が中心になります。

10%16.3%22.5%28.8%35%2008201320182023
志摩市三重県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年21.2%+8.1ポイント
2013年22.2%+1.0ポイント+8.7ポイント
2018年24.8%+2.6ポイント+11.2ポイント
2023年31.0%+6.2ポイント+17.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

志摩市の人口の見通し

志摩市の人口は、2024年の44,110人から2050年には22,561人(2024年比 −48.9%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

志摩市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・三重県内での位置づけ

志摩市の空き家率は31.0%で、全国平均の13.8%より 17.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると34位(高いほうから約3%の位置)で、低い順では1026位にあたります。

三重県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で3位です。 三重県全体の空き家率は16.3%で、志摩市はこれより14.7ポイント高くなっています。 三重県で空き家率が最も高いのは尾鷲市(35.1%)、最も低いのは明和町(6.9%)です。

志摩市の空き家率は、全国1,059市区町村のうち高いほうから1割以内に入ります。三重県の市区町村のなかでも指折りの高さです。全国平均を17.2ポイント引き離しており、住宅事情の違いは明確です。31.0%という水準は、住宅そのものが余っていることを前提に考える必要があります。住宅3戸に1戸が空き家という、かなり高い密度です。2050年の推計人口は2024年比−48.9%で、住宅を必要とする世帯が大きく減る見通しです。

8,540戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。流通している住宅は26.8%にとどまり、動いていない住宅が多数を占めます。4,760戸という滞留は、地域の住宅市場の吸収力を超えかねない量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ福岡県川崎町(31.0%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。

志摩市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。人口が大幅に減る見通しの地域では、出口の選択肢が残っているうちに動くかどうかが分かれ目です。住宅が大きく余っている地域では、複数の選択肢を同時に検討しておくほうが現実的です。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。一定数は傷んだ住宅があるため、点検して状態を示せると有利です。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・三重県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。