兵庫県三木市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.0%です。 空き家数は5,050戸、総住宅数は36,050戸です。
三木市の空き家率(2023年)
14.0%
空き家 5,050戸 / 総住宅数 36,050戸
総務省の区分による三木市の空き家5,050戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
三木市の空き家5,050戸の内訳では「その他の空き家」が2,700戸(53.5%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。別荘等はほとんど計上されていません。全国の平均像よりはっきり放置型に寄った内訳といえます。空き家の43.4%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。平均を超える空き家率のもとでは、この内訳がどこに偏っているかが対応の分かれ目になります。
三木市の空き家5,050戸のうち、腐朽・破損があるものは470戸で、空き家全体の9.3%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
腐朽・破損が確認された住宅は1割未満で、全国的には少ないほうです。総住宅数に対しては1.3%が傷んだ空き家にあたり、まちなみのなかではあまり目立ちません。これだけの人口減が前提では、修繕して使い続ける前に需要の有無を確かめる必要があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
三木市の空き家率は2008年の8.9%から 2023年には14.0%へ、 15年間で+5.1ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、兵庫県全体は+0.5ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。兵庫県全体(+0.5ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 8.9% | — | −4.2ポイント |
| 2013年 | 10.2% | +1.3ポイント | −3.3ポイント |
| 2018年 | 12.4% | +2.2ポイント | −1.2ポイント |
| 2023年 | 14.0% | +1.6ポイント | +0.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
三木市の人口は、2024年の73,091人から2050年には48,639人(2024年比 −33.5%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
三木市の空き家率は14.0%で、全国平均の13.8%より 0.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると551位(高いほうから約52%の位置)で、低い順では509位にあたります。
兵庫県内では、37市区町村のうち空き家率が高い順で20位です。 兵庫県全体の空き家率は13.8%で、三木市はこれより0.2ポイント高くなっています。 兵庫県で空き家率が最も高いのは佐用町(31.4%)、最も低いのは稲美町(5.7%)です。
全体のちょうど中間あたりに位置します。兵庫県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。兵庫県は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。平均を超える水準に入り、空き家の存在が地域で意識され始める段階です。2050年の推計人口は2024年比−33.5%で、住宅の需要は明確に細っていきます。
建物の傷みが少ない地域なので、状態のよい家は比較的評価されやすいといえます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。2,700戸が止まっている以上、売り出しの時期が重なれば条件は下がりやすくなります。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ愛媛県砥部町(14.0%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。建物の傷みが少ない地域なので、現状のまま貸す・売る選択も取りやすいといえます。これだけの減少が前提なら、早めに方針を固めたほうが選択肢は広く残ります。過半が行き先未定の地域では、同じ悩みを抱えた家が周囲にも多くあります。平均より空き家が多い地域では、待っていても条件がよくなる場面は多くありません。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・兵庫県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。