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富士市(静岡県)の空き家率

静岡県富士市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.0%です。 空き家数は15,950戸、総住宅数は113,680戸です。

富士市の空き家率(2023年)

14.0%

空き家 15,950戸 / 総住宅数 113,680戸

全国平均より 0.2pt 高い全国 547位 / 1,059市区町村(高い順)

富士市の空き家データ

空き家率
14.0%
空き家数
15,950戸
総住宅数
113,680戸
全国平均(13.8%)との差
+0.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
547位 / 1,059市区町村
静岡県内の順位(高い順)
18位 / 29市区町村
静岡県の空き家率(16.7%)との差
-2.7ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による富士市の空き家15,950戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
5,570戸
賃貸用の空き家
9,500戸
売却用の空き家
570戸
二次的住宅(別荘等)
310戸

富士市の空き家15,950戸のうち9,500戸、全体の59.6%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。実数では5,570戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。募集中の賃貸空室について見ると、都市部ならではの規模です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の63.1%で、動いている住宅が多数派です。総住宅数は113,680戸で、空き家率1ポイントは1,137戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

腐朽・破損がある空き家

富士市の空き家15,950戸のうち、腐朽・破損があるものは2,560戸で、空き家全体の16.1%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
2,560戸
空き家数に占める割合
16.1%

16.1%で傷みが確認されています。傷んだ空き家は実数で2,560戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。賃貸用の空室が中心の場合、管理会社が入っている住宅も多く、傷みの割合は低めに出やすい傾向があります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

富士市の空き家率の推移(2008〜2023年)

富士市の空き家率は2008年の11.3%から 2023年には14.0%へ、 15年間で+2.7ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、静岡県全体は+2.5ポイント動いています。

4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。全国平均(+0.7ポイント)をやや上回るペースで水準が上がりました。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は1.4ポイントで、変化は比較的なだらかでした。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
富士市静岡県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年11.3%−1.8ポイント
2013年12.7%+1.4ポイント−0.8ポイント
2018年13.3%+0.6ポイント−0.3ポイント
2023年14.0%+0.7ポイント+0.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

富士市の人口の見通し

富士市の人口は、2024年の246,491人から2050年には190,495人(2024年比 −22.7%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

富士市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・静岡県内での位置づけ

富士市の空き家率は14.0%で、全国平均の13.8%より 0.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると547位(高いほうから約52%の位置)で、低い順では513位にあたります。

静岡県内では、29市区町村のうち空き家率が高い順で18位です。 静岡県全体の空き家率は16.7%で、富士市はこれより2.7ポイント低くなっています。 静岡県で空き家率が最も高いのは熱海市(53.4%)、最も低いのは藤枝市(9.9%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。静岡県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。県内で最も高い熱海市(53.4%)とは39.4ポイント離れています。静岡県全体より2.7ポイント低い水準です。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。2050年の推計人口は2024年比−22.7%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。

全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。15,950戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。5,570戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ福島県二本松市(14.0%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。

富士市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。市場に出ている住宅が多数を占める地域では、価格や賃料の相場も比較的つかみやすくなります。行き先未定が3分の1を超える環境では、決め手は建物の状態になります。傷んだ住宅が一定の割合を占める地域では、修繕にいくらかかるかを先に把握しておくと判断が早まります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・静岡県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。