兵庫県高砂市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で14.6%です。 空き家数は6,150戸、総住宅数は42,130戸です。
高砂市の空き家率(2023年)
14.6%
空き家 6,150戸 / 総住宅数 42,130戸
総務省の区分による高砂市の空き家6,150戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
高砂市の空き家6,150戸では、賃貸用の空室が2,820戸(45.9%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。売却用は5.4%で、比較的多く、住宅が市場に出やすい地域と読めます。実数では2,740戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、対策の対象としてはまとまった量です。募集中の賃貸空室について見ると、借り手の側に選択肢が多い状態です。総住宅数は42,130戸で、空き家率1ポイントは421戸に相当します。率が1ポイント動けば数百戸規模の増減です。
高砂市の空き家6,150戸のうち、腐朽・破損があるものは1,290戸で、空き家全体の21.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
21.0%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。募集中の空室が多いぶんだけ、最低限の手入れがされた住宅の比率も高くなります。傷んだ空き家は実数で1,290戸あり、面的な対策が前提になります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
高砂市の空き家率は2008年の9.2%から 2023年には14.6%へ、 15年間で+5.4ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、兵庫県全体は+0.5ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。兵庫県全体(+0.5ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 9.2% | — | −3.9ポイント |
| 2013年 | 13.1% | +3.9ポイント | −0.4ポイント |
| 2018年 | 13.9% | +0.8ポイント | +0.3ポイント |
| 2023年 | 14.6% | +0.7ポイント | +0.8ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
高砂市の人口は、2024年の86,511人から2050年には61,902人(2024年比 −28.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
高砂市の空き家率は14.6%で、全国平均の13.8%より 0.8ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると505位(高いほうから約48%の位置)で、低い順では555位にあたります。
兵庫県内では、37市区町村のうち空き家率が高い順で16位です。 兵庫県全体の空き家率は13.8%で、高砂市はこれより0.8ポイント高くなっています。 兵庫県で空き家率が最も高いのは佐用町(31.4%)、最も低いのは稲美町(5.7%)です。
全体のちょうど中間あたりに位置します。兵庫県内では16位で、上位半分に位置します。兵庫県は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。兵庫県全体を0.8ポイント上回ります。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。2050年の推計人口は2024年比−28.4%で、住宅の需要そのものが縮んでいきます。
全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。21.0%の住宅が傷んでいる地域では、状態のよさそのものが強みになります。42,130戸の住宅を抱える規模では、率の1ポイントが421戸の重みを持ちます。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ富山県富山市(14.6%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。人口が明確に減る地域では、決断が遅れるほど買い手・借り手の母数は細っていきます。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。42,130戸の住宅がある地域では、価格や条件の差が結果を左右します。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・兵庫県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。