兵庫県宝塚市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で11.1%です。 空き家数は11,790戸、総住宅数は106,250戸です。
宝塚市の空き家率(2023年)
11.1%
空き家 11,790戸 / 総住宅数 106,250戸
総務省の区分による宝塚市の空き家11,790戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
宝塚市の空き家11,790戸は、その他の空き家4,980戸・賃貸用4,950戸・売却用460戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。別荘やセカンドハウスの比重が11.9%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。空き家の42.0%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。その他の空き家は、面での取り組みが前提になる量です。総住宅数は106,250戸で、空き家率1ポイントは1,063戸に相当します。同じ率でも戸数の絶対量は大きくなります。
宝塚市の空き家11,790戸のうち、腐朽・破損があるものは2,230戸で、空き家全体の18.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
18.9%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。傷んだ空き家は実数で2,230戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。区分が分散しているため、傷みの有無は建物の築年数や管理の状況によって分かれます。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
宝塚市の空き家率は2008年の9.9%から 2023年には11.1%へ、 15年間で+1.2ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、兵庫県全体は+0.5ポイント動いています。
4回の調査すべてで前回を上回っており、途中で頭打ちになった時期がありません。5年ごとの動きで最も大きかった上昇は0.5ポイントで、変化は終始なだらかでした。2008年時点では9.9%と、低い部類にありました。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。全国平均をやや下回る位置まで来ており、次の一段の上昇には注意が要ります。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 9.9% | — | −3.2ポイント |
| 2013年 | 10.4% | +0.5ポイント | −3.1ポイント |
| 2018年 | 10.8% | +0.4ポイント | −2.8ポイント |
| 2023年 | 11.1% | +0.3ポイント | −2.7ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
宝塚市の人口は、2024年の227,645人から2050年には197,105人(2024年比 −13.4%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
宝塚市の空き家率は11.1%で、全国平均の13.8%より 2.7ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると791位(高いほうから約75%の位置)で、低い順では269位にあたります。
兵庫県内では、37市区町村のうち空き家率が高い順で29位です。 兵庫県全体の空き家率は13.8%で、宝塚市はこれより2.7ポイント低くなっています。 兵庫県で空き家率が最も高いのは佐用町(31.4%)、最も低いのは稲美町(5.7%)です。
下位3分の1にあたり、空き家率としては低めです。兵庫県内では低いほうから3分の1に入ります。兵庫県全体より2.7ポイント低い水準です。平均より2.7ポイント低い位置で、全国の標準よりは落ち着いています。兵庫県は全国的には空き家率の低いほうの都道府県です。2050年の推計人口は2024年比−13.4%と、減り方は全国的に見れば緩やかです。
都市部の住宅ストックでは、集合住宅の空室が率を押し上げる要因になりやすくなります。11,790戸の空き家がある地域では、売り出しても比較対象が多く並びます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ埼玉県加須市(11.1%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。一貫して上がってきた地域では、この流れが止まる材料があるかどうかが見どころです。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。人口の減り方が限定的なら、需要が急に消えるわけではありません。都市部では、空き家であっても立地次第で需要は残ります。全国平均をやや下回る地域では、周辺の相場を見ながら条件を決めることになります。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・兵庫県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。