京都府精華町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で8.6%です。 空き家数は1,290戸、総住宅数は15,030戸です。
精華町の空き家率(2023年)
8.6%
空き家 1,290戸 / 総住宅数 15,030戸
総務省の区分による精華町の空き家1,290戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
精華町の空き家1,290戸のうち840戸、全体の65.1%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の30.2%が賃貸用の空室で、賃貸の需給も数字に混じります。募集中の賃貸空室は390戸で、賃貸市場としてはごく小さな規模です。空き家の戸数としては、地域全体で見れば把握できる規模です。
精華町の空き家1,290戸のうち、腐朽・破損があるものは140戸で、空き家全体の10.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
傷みが出ている住宅は10.9%で、多くは外観上の大きな問題がない状態です。傷んだ空き家は実数で140戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては0.9%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
精華町の空き家率は2008年の4.2%から 2023年には8.6%へ、 15年間で+4.4ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、京都府全体は±0.0ポイント動いています。
前回調査からは1.5ポイント上がっており、増加の流れは続いています。京都府全体(±0.0ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。現在の水準は全国的に見ても低く、空き家がまちの課題として前面に出る段階ではありません。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 4.2% | — | −8.9ポイント |
| 2013年 | 9.8% | +5.6ポイント | −3.7ポイント |
| 2018年 | 7.1% | −2.7ポイント | −6.5ポイント |
| 2023年 | 8.6% | +1.5ポイント | −5.2ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
精華町の人口は、2024年の36,210人から2050年には28,670人(2024年比 −20.8%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
精華町の空き家率は8.6%で、全国平均の13.8%より 5.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると967位(高いほうから約91%の位置)で、低い順では93位にあたります。
京都府内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で18位です。 京都府全体の空き家率は13.1%で、精華町はこれより4.5ポイント低くなっています。 京都府で空き家率が最も高いのは宮津市(34.5%)、最も低いのは久御山町(7.0%)です。
全国1,059市区町村のうち低いほうから1割以内という少なさです。京都府内では低いほうに位置します。全国平均を5.2ポイント下回っており、空き家の少なさは全国的にも際立ちます。8.6%という空き家率は、住宅が足りている状態に近いといえます。住宅12戸のうち1戸が空き家という割合にあたります。2050年の推計人口は2024年比−20.8%です。世帯数が減るぶんだけ、いま埋まっている住宅にも空きが出る余地が広がります。
1,290戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。傷んだ住宅が10.9%にとどまるぶん、手入れされた家との差はつきにくくなります。15,030戸という住宅ストックでは、率だけの比較には限界があります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ愛知県日進市(8.6%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。緩やかに上がってきた地域では、いまの水準が定着するかどうかが分かれ目です。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。空き家率が低い地域なので、条件が整えば動きは早いほうです。傷みのある住宅が少ないぶん、状態のよさは当たり前とみなされやすくなります。母数の小さい地域では、周辺の成約事例が少なく相場がつかみにくくなります。流通が細い地域では、査定や募集の反応を見ながら条件を決めることになります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・京都府内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。