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大洲市(愛媛県)の空き家率

愛媛県大洲市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で20.8%です。 空き家数は4,470戸、総住宅数は21,490戸です。

大洲市の空き家率(2023年)

20.8%

空き家 4,470戸 / 総住宅数 21,490戸

全国平均より 7.0pt 高い全国 176位 / 1,059市区町村(高い順)

大洲市の空き家データ

空き家率
20.8%
空き家数
4,470戸
総住宅数
21,490戸
全国平均(13.8%)との差
+7.0ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
176位 / 1,059市区町村
愛媛県内の順位(高い順)
8位 / 15市区町村
愛媛県の空き家率(19.8%)との差
+1.0ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による大洲市の空き家4,470戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
3,660戸
賃貸用の空き家
720戸
売却用の空き家
70戸
二次的住宅(別荘等)
20戸

大洲市の空き家4,470戸のうち3,660戸、全体の81.9%は、賃貸にも売却にも出されていない「その他の空き家」です。相続や転居のあとに手つかずで残った住宅がこの区分の中心で、市場に出ている物件よりも、持ち主が使い道を決めかねている住宅の比重が大きい構成といえます。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。空き家の16.1%が賃貸用の空室で、賃貸市場の影響は限られます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の17.7%で、流通していない住宅が大半です。20.8%という空き家率のもとでは、内訳の偏りがそのまま地域の課題の形になります。

腐朽・破損がある空き家

大洲市の空き家4,470戸のうち、腐朽・破損があるものは1,250戸で、空き家全体の28.0%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,250戸
空き家数に占める割合
28.0%

空き家の28.0%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。総住宅数に対しては5.8%が傷んだ空き家にあたり、全国的に見て高い比率です。人口が大幅に減る見通しのもとでは、老朽化した住宅の出口をいつ決めるかが重くのしかかります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

大洲市の空き家率の推移(2008〜2023年)

大洲市の空き家率は2008年の16.2%から 2023年には20.8%へ、 15年間で+4.6ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、愛媛県全体は+4.7ポイント動いています。

2018年の22.2%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。全国平均(+0.7ポイント)を大きく超える上がり方で、変化の速さが際立ちます。2008年と比べた変化は+4.6ポイントで、地域の住宅事情が大きく動いたことを示します。内訳では行き先未定の住宅が中心のため、上昇分はそのまま管理されない住宅の増加につながりやすい構成です。20.8%になると、住宅ストックの余剰が意識される段階に入ります。

10%13.8%17.5%21.3%25%2008201320182023
大洲市愛媛県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年16.2%+3.1ポイント
2013年19.2%+3.0ポイント+5.7ポイント
2018年22.2%+3.0ポイント+8.6ポイント
2023年20.8%−1.4ポイント+7.0ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

大洲市の人口の見通し

大洲市の人口は、2024年の39,040人から2050年には21,366人(2024年比 −45.3%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

大洲市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・愛媛県内での位置づけ

大洲市の空き家率は20.8%で、全国平均の13.8%より 7.0ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると176位(高いほうから約17%の位置)で、低い順では884位にあたります。

愛媛県内では、15市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 愛媛県全体の空き家率は19.8%で、大洲市はこれより1.0ポイント高くなっています。 愛媛県で空き家率が最も高いのは西予市(28.4%)、最も低いのは松前町(9.4%)です。

高いほうから2割以内に位置し、全国的にも空き家が多い地域です。愛媛県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均を7.0ポイント引き離しており、誤差の範囲では説明できない差です。愛媛県は、47都道府県のなかで空き家率の高いほうから7位です。20.8%では住宅は選ばれる側になり、条件の悪い物件は動きにくくなります。2050年の推計人口は2024年比−45.3%で、住宅を必要とする世帯が大きく減る見通しです。

28.0%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。市場に出ている空き家は17.7%にとどまり、売買・賃貸の実勢は統計から読み取りにくい地域です。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。行き先の決まっていない住宅が中心の地域では、売る・貸す・解体するのいずれを選ぶにしても、判断を先送りするほど選べる幅は狭まりやすくなります。空き家率がほぼ同じ栃木県矢板市(20.8%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

大洲市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

行き先未定の住宅が多い地域では、同じ状態の家が周囲にも並びます。動くかどうかは状態と価格の差で決まります。人口が大幅に減る見通しの地域では、出口の選択肢が残っているうちに動くかどうかが分かれ目です。大半が行き先未定という地域では、建物の状態と価格以外に差をつける材料が乏しくなります。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。売買・賃貸に出ている住宅がほとんどない地域では、まず動かせるかどうかを確かめるところからになります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・愛媛県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。