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松山市(愛媛県)の空き家率

愛媛県松山市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で15.0%です。 空き家数は42,570戸、総住宅数は284,440戸です。

松山市の空き家率(2023年)

15.0%

空き家 42,570戸 / 総住宅数 284,440戸

全国平均より 1.2pt 高い全国 486位 / 1,059市区町村(高い順)

松山市の空き家データ

空き家率
15.0%
空き家数
42,570戸
総住宅数
284,440戸
全国平均(13.8%)との差
+1.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
486位 / 1,059市区町村
愛媛県内の順位(高い順)
13位 / 15市区町村
愛媛県の空き家率(19.8%)との差
-4.8ポイント
名義が親のままでも相談できるのか — 相続した家の査定で何を聞かれるか築40年でも値段が付くのか — 空き家買取で断られる条件・断られない条件売れないのは値段のせいではないかもしれない — 再建築不可・共有持分・事故物件の出口

空き家の内訳

総務省の区分による松山市の空き家42,570戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
19,160戸
賃貸用の空き家
20,820戸
売却用の空き家
1,340戸
二次的住宅(別荘等)
1,250戸

松山市の空き家42,570戸では、賃貸用の空室が20,820戸(48.9%)と最も多い区分です。募集中の空室が目立つ一方で、行き先が決まっていない住宅も一定数あり、賃貸市場の状況と住宅の放置が混じった内訳になっています。実数では19,160戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、全国でも上位の量です。募集中の賃貸空室について見ると、都市部ならではの規模です。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の52.1%で、流通は比較的活発なほうです。総住宅数は284,440戸で、空き家率1ポイントは2,844戸に相当します。率の小さな差が数千戸の違いになります。

腐朽・破損がある空き家

松山市の空き家42,570戸のうち、腐朽・破損があるものは7,980戸で、空き家全体の18.7%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
7,980戸
空き家数に占める割合
18.7%

18.7%が傷んだ状態で、修繕の要否を分ける段階に入った住宅が目立ちます。傷んだ空き家は実数で7,980戸あり、全国的に見ても大きな老朽ストックです。募集中の空室が多いぶんだけ、最低限の手入れがされた住宅の比率も高くなります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

松山市の空き家率の推移(2008〜2023年)

松山市の空き家率は2008年の14.4%から 2023年には15.0%へ、 15年間で+0.6ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、愛媛県全体は+4.7ポイント動いています。

前回調査からは0.4ポイント上がっており、増加の流れは続いています。愛媛県全体(+4.7ポイント)と比べると、変化は2ポイント以上小さいほうへ振れました。調査開始時点で14.4%あり、最近になって始まった問題ではありません。募集中の空室が多いぶん、アパートの新築や取り壊しでも率は動きます。平均を上回る水準に入り、空き家の増加が住宅市場に影響し始める段階にあります。

10%12.5%15%17.5%20%2008201320182023
松山市愛媛県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年14.4%+1.3ポイント
2013年16.5%+2.1ポイント+3.0ポイント
2018年14.6%−1.9ポイント+1.0ポイント
2023年15.0%+0.4ポイント+1.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

松山市の人口の見通し

松山市の人口は、2024年の496,666人から2050年には422,197人(2024年比 −15.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

松山市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・愛媛県内での位置づけ

松山市の空き家率は15.0%で、全国平均の13.8%より 1.2ポイント高くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると486位(高いほうから約46%の位置)で、低い順では574位にあたります。

愛媛県内では、15市区町村のうち空き家率が高い順で13位です。 愛媛県全体の空き家率は19.8%で、松山市はこれより4.8ポイント低くなっています。 愛媛県で空き家率が最も高いのは西予市(28.4%)、最も低いのは松前町(9.4%)です。

全体のちょうど中間あたりに位置します。愛媛県内では低いほうに位置します。愛媛県全体(19.8%)と比べても4.8ポイント低く、同じ都道府県のなかでは低い側の代表格です。愛媛県は、47都道府県のなかで空き家率の高いほうから7位です。平均をわずかに上回る程度で、差が意味を持つほどの開きではありません。2050年の推計人口は2024年比−15.0%にとどまる見通しです。

全国有数の住宅数を抱える地域として、空き家の絶対量は小さな自治体と比べものになりません。42,570戸という空き家は全国でも上位の量で、需給の緩さがそのまま条件に響きます。19,160戸という滞留量は、需要側の数と比べても明らかに大きい部類です。募集中の空室と行き先未定の住宅が併存する地域では、貸すか売るかで結果が分かれやすくなります。空き家率がほぼ同じ香川県綾川町(15.0%)は「その他の空き家」が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。緩やかに上がってきた地域では、いまの水準が定着するかどうかが分かれ目です。

松山市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

貸すか売るかで結果が分かれやすい地域なので、両方の試算を並べてから決めると失敗が減ります。全国有数の住宅数を抱える地域では、条件の近い物件がいくつも並びます。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。行き先未定が4割を超える地域では、動かせる家から順に条件が決まっていきます。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・愛媛県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。