愛知県弥富市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で9.8%です。 空き家数は1,810戸、総住宅数は18,540戸です。
弥富市の空き家率(2023年)
9.8%
空き家 1,810戸 / 総住宅数 18,540戸
総務省の区分による弥富市の空き家1,810戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
弥富市の空き家1,810戸は、その他の空き家860戸・賃貸用850戸・売却用70戸と、特定の区分に大きく偏らない構成です。放置されている住宅と市場に出ている住宅が、同じくらいの規模で並んでいます。セカンドハウスの割合は1.7%にとどまります。その他の空き家は、周辺の市町村と比べても目立つ量ではありません。売りにも貸しにも出ていない住宅は空き家の47.5%で、内訳のおおむね半分を占めます。空き家の戸数としては、地区ごとの対応でも扱える水準です。
弥富市の空き家1,810戸のうち、腐朽・破損があるものは170戸で、空き家全体の9.4%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
腐朽・破損が確認された住宅は1割未満で、全国的には少ないほうです。傷んだ空き家は実数で170戸あり、個別に把握できる範囲です。総住宅数に対しては0.9%が傷んだ空き家にあたり、住宅全体から見ればごく一部にとどまります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
弥富市の空き家率は2008年の11.2%から 2023年には9.8%へ、 15年間で−1.4ポイント変化しました。直近の調査ではほぼ横ばいです。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、愛知県全体は+0.8ポイント動いています。
2013年の14.7%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。2008年と比べた変化は−1.4ポイントで、当時より水準は下がっています。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは+3.5ポイントで、その後の動きは−4.9ポイントです。区分が分散しているため、率が動いた要因も一つには絞れません。いまの9.8%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 11.2% | — | −1.9ポイント |
| 2013年 | 14.7% | +3.5ポイント | +1.2ポイント |
| 2018年 | 9.9% | −4.8ポイント | −3.7ポイント |
| 2023年 | 9.8% | −0.1ポイント | −4.0ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
弥富市の人口は、2024年の43,534人から2050年には35,632人(2024年比 −18.2%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
弥富市の空き家率は9.8%で、全国平均の13.8%より 4.0ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると895位(高いほうから約85%の位置)で、低い順では165位にあたります。
愛知県内では、50市区町村のうち空き家率が高い順で32位です。 愛知県全体の空き家率は11.8%で、弥富市はこれより2.0ポイント低くなっています。 愛知県で空き家率が最も高いのは南知多町(22.7%)、最も低いのは東郷町(6.2%)です。
低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。愛知県内の順位は下位半分にあたり、目立つ水準ではありません。全国平均を4.0ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。愛知県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。2050年の推計人口は2024年比−18.2%にとどまる見通しです。
建物の傷みが少ない地域なので、状態のよい家は比較的評価されやすいといえます。1,810戸の空き家があれば、地区ごとの状況の違いも大きく出ます。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。内訳が分散している地域では、空き家率の水準そのものより、自分の家がどの区分に入るかを見たほうが判断の材料になります。空き家率がほぼ同じ千葉県袖ケ浦市(9.8%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
区分が分散している地域では、一般論よりも自分の家の状態に合わせた判断が要ります。建物の傷みが少ない地域なので、現状のまま貸す・売る選択も取りやすいといえます。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。減り方が中位にとどまる見通しなら、急いで手放す必要性は高くありません。中規模の自治体では、駅や中心部からの距離で条件が大きく変わります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・愛知県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。