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名護市(沖縄県)の空き家率

沖縄県名護市の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で9.6%です。 空き家数は3,120戸、総住宅数は32,390戸です。

名護市の空き家率(2023年)

9.6%

空き家 3,120戸 / 総住宅数 32,390戸

全国平均より 4.2pt 低い全国 905位 / 1,059市区町村(高い順)

名護市の空き家データ

空き家率
9.6%
空き家数
3,120戸
総住宅数
32,390戸
全国平均(13.8%)との差
-4.2ポイント
全国順位(空き家率が高い順)
905位 / 1,059市区町村
沖縄県内の順位(高い順)
8位 / 19市区町村
沖縄県の空き家率(9.4%)との差
+0.2ポイント
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空き家の内訳

総務省の区分による名護市の空き家3,120戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。

その他の空き家(長期不在・取り壊し予定など)
1,290戸
賃貸用の空き家
1,560戸
売却用の空き家
100戸
二次的住宅(別荘等)
180戸

名護市の空き家3,120戸のうち1,560戸、全体の50.0%は賃貸用の空き家、つまり入居者を募集している空室です。アパートや賃貸マンションの空室が空き家数の中心を占めており、この場合の空き家率は住宅の放置よりも賃貸市場の需給を映した数字に近くなります。別荘やセカンドハウスの比重が5.8%と、全国平均よりはっきり高い点が目を引きます。売買・賃貸に出ている住宅は空き家の53.2%で、流通は比較的活発なほうです。実数では1,290戸が売りにも貸しにも出ていない住宅で、対策の対象としては無視できない量です。空き家率が1割前後の地域では、内訳の偏りより戸数の少なさのほうが効いてきます。

腐朽・破損がある空き家

名護市の空き家3,120戸のうち、腐朽・破損があるものは1,410戸で、空き家全体の45.2%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。

腐朽・破損あり
1,410戸
空き家数に占める割合
45.2%

空き家の45.2%に傷みがあり、老朽化の進み方が課題になります。傷んだ空き家は実数で1,410戸あり、住宅ストックの更新そのものが論点になります。総住宅数に対しては4.4%が傷んだ空き家にあたり、景観や防災の面でも意識される比率です。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。

名護市の空き家率の推移(2008〜2023年)

名護市の空き家率は2008年の12.8%から 2023年には9.6%へ、 15年間で−3.2ポイント変化しました。直近の調査では下がりました。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、沖縄県全体は−0.8ポイント動いています。

2018年の14.9%がこの期間の最高で、その後は下がっています。増え続けているタイプではありません。同じ期間の全国平均(+0.7ポイント)と比べると、明らかに抑えられた動きです。2008年と比べた変化は−3.2ポイントで、当時より水準ははっきり下がりました。賃貸用の空室が中心なので、率の上下には賃貸物件の供給や募集状況の変化も影響します。いまの9.6%なら、住み替えや建て替えに伴う空きの範囲で説明がつきます。

5%7.5%10%12.5%15%2008201320182023
名護市沖縄県平均全国平均
調査年空き家率前回調査比全国平均との差
2008年12.8%−0.3ポイント
2013年11.8%−1.0ポイント−1.7ポイント
2018年14.9%+3.1ポイント+1.3ポイント
2023年9.6%−5.3ポイント−4.2ポイント

住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。

名護市の人口の見通し

名護市の人口は、2024年の64,734人から2050年には60,200人(2024年比 −7.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。

名護市の将来推計人口(2040年・2050年)と人口推移を見る

全国・沖縄県内での位置づけ

名護市の空き家率は9.6%で、全国平均の13.8%より 4.2ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると905位(高いほうから約85%の位置)で、低い順では155位にあたります。

沖縄県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で8位です。 沖縄県全体の空き家率は9.4%で、名護市はこれより0.2ポイント高くなっています。 沖縄県で空き家率が最も高いのは宮古島市(15.2%)、最も低いのは中城村(3.9%)です。

低いほうから2割以内に入り、全国的には空き家の少ない地域です。沖縄県内では8位で、上位半分に位置します。全国平均を4.2ポイント下回り、住宅が余っている地域とは言いにくい水準です。沖縄県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。1割前後の空き家率は、住み替えや建て替えに伴う自然な空きの範囲に収まります。2050年の推計人口は2024年比−7.0%で、人口はおおむね保たれる見通しです。

45.2%が老朽化しているもとでは、解体を含めた検討が現実的な選択肢になります。全国で最も空き家率が高い軽井沢町(70.4%)とは大きく離れた位置にあります。3,120戸規模になると、空き家は個別の事情というより地域の傾向として現れます。賃貸用の空室が中心の地域では、新たに貸し出すときに既存の空室と競合します。周辺の募集状況を先に見ておくと見通しが立てやすくなります。空き家率がほぼ同じ大阪府高槻市(9.6%)も賃貸用の空室が中心で、率だけでなく内訳の形も似ています。いったんピークを打った地域では、除却や再利用が進んだかどうかが次の焦点になります。

名護市で空き家を所有している場合にできること

空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。

募集中の空室が多い地域では、貸し出す場合に既存の物件と条件で比べられます。老朽化した住宅が多い地域では、建物を残す前提を一度外して考えたほうが選択肢は広がります。人口がおおむね保たれる見通しであることは、貸す・売るのいずれにも追い風です。需給が大きく崩れていない地域では、価格の付け方次第で結果が変わります。流通が比較的活発な地域では、条件を整えれば動く可能性は残ります。

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出典

総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計

統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421

腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631

調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・沖縄県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。