沖縄県与那原町の空き家率は、総務省の令和5年(2023年)住宅・土地統計調査で13.1%です。 空き家数は1,150戸、総住宅数は8,760戸です。
与那原町の空き家率(2023年)
13.1%
空き家 1,150戸 / 総住宅数 8,760戸
総務省の区分による与那原町の空き家1,150戸の内訳です(原数値は百戸単位で丸められているため、内訳の合計は空き家数と一致しない場合があります。標本数が少ない区分は「データなし」と表示しています)。
与那原町の空き家1,150戸の内訳では「その他の空き家」が680戸(59.1%)で最も多く、半分前後を占めています。売り出しにも貸し出しにも出ていない住宅が中心で、空き家率の高さがそのまま流通している住宅の多さを表しているわけではありません。全国平均(42.8%)を大きく上回り、放置型に強く偏った内訳です。売りにも貸しにも出ていない住宅は、地区ごとに数えられる規模です。空き家の41.7%が賃貸用の空室で、賃貸の需給が数字に反映されています。総住宅数は8,760戸で、空き家率1ポイントは88戸に相当します。わずかな戸数の増減でも率が振れやすい規模です。
与那原町の空き家1,150戸のうち、腐朽・破損があるものは240戸で、空き家全体の20.9%です。腐朽・破損の有無は、上の内訳とは別の統計表から集計されているため、数値の丸め方が内訳と異なります。
20.9%の空き家に傷みがあり、管理の手が回っていない住宅が相当数あります。傷んだ空き家は実数で240戸あり、個別に把握できる範囲です。人口が増える見通しの地域では、傷んだ住宅も建て替えや売却で入れ替わる余地が残ります。腐朽・破損がある空き家は、管理されないまま放置されると、市区町村から特定空家等に指定されることがあります。特定空家等に指定されて改善の勧告を受けた場合、その敷地は固定資産税の住宅用地特例(課税標準が最大1/6になる措置)の対象から外れることがあり、その場合は税負担が大きくなります。
与那原町の空き家率は2008年の9.9%から 2023年には13.1%へ、 15年間で+3.2ポイント変化しました。直近の調査では上がり続けています。 同じ期間に全国平均は+0.7ポイント、沖縄県全体は−0.8ポイント動いています。
直近の2023年調査では前回から4.9ポイント上がっており、5年のあいだに水準そのものが一段切り替わった形です。沖縄県全体(−0.8ポイント)を大きく超えて動いており、県内でも変化の大きい部類です。最初の5年間(2008年→2013年)の動きは+4.9ポイントで、その後の動きは−1.7ポイントです。「その他の空き家」の比重が高いだけに、率の上昇は放置される住宅の増加と結びつきやすくなります。13.1%はほぼ全国平均並みで、次の調査で節目を超えるかが焦点です。
| 調査年 | 空き家率 | 前回調査比 | 全国平均との差 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | 9.9% | — | −3.2ポイント |
| 2013年 | 14.8% | +4.9ポイント | +1.3ポイント |
| 2018年 | 8.2% | −6.6ポイント | −5.4ポイント |
| 2023年 | 13.1% | +4.9ポイント | −0.7ポイント |
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査です。市町村合併があった自治体は、合併前の年のデータが 現在の区域と一致しない場合があります。空き家率には賃貸用の空室や別荘も含まれるため、 率が高いことがそのまま管理されていない空き家の多さを意味するわけではありません。
与那原町の人口は、2024年の19,920人から2050年には21,504人(2024年比 +8.0%)になると推計されています(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計)。 住宅の需要は世帯の数に左右されるため、空き家の増減を考えるときは人口の見通しもあわせて確認しておくと、いま持っている住宅をどうするかを判断しやすくなります。
与那原町の空き家率は13.1%で、全国平均の13.8%より 0.7ポイント低くなっています。 全国1,059市区町村(個別データが公表されている市区町村)を空き家率の高い順に並べると641位(高いほうから約61%の位置)で、低い順では419位にあたります。
沖縄県内では、19市区町村のうち空き家率が高い順で2位です。 沖縄県全体の空き家率は9.4%で、与那原町はこれより3.7ポイント高くなっています。 沖縄県で空き家率が最も高いのは宮古島市(15.2%)、最も低いのは中城村(3.9%)です。
低いほうから見れば約40%の位置で、平均をやや下回ります。沖縄県の市区町村のなかでも指折りの高さです。沖縄県は47都道府県のなかで空き家率が最も低いグループに属します。沖縄県のなかで最も空き家率が高い宮古島市(15.2%)との差は2.1ポイントで、県内の上位とほぼ肩を並べます。沖縄県全体より3.7ポイント高くなっています。人口は2050年に向けて増える見通し(2024年比+8.0%)で、住宅を必要とする世帯が減る地域とは前提が異なります。
母数が小さい自治体なので、順位の上下だけで判断せず戸数もあわせて見てください。1,150戸という空き家の実数は、一つひとつの家の事情が見える規模です。行き先の決まっていない住宅は680戸で、動かす対象としてはまだ見通しの立つ量です。使い道が決まらない住宅が半分前後ある地域では、早めに方針を決めた家から順に買い手・借り手が付いていく形になりがちです。空き家率がほぼ同じ新潟県新潟市(13.1%)は賃貸用の空室が中心で、率は同じでも内訳の形は異なります。直近で水準が跳ねた地域では、次の調査までの5年の動きが読みにくくなります。
空き家は、所有しているだけで固定資産税・管理の負担がかかり、放置すると老朽化や特定空き家指定のリスクが高まります。取りうる選択肢は大きく売却・賃貸(活用)・解体・管理の4つです。それぞれの費用や損得を、以下の無料ツールで具体的に試算できます。
使い道が決まらない住宅が多い地域では、先に方針を決めた家ほど選択肢が残ります。人口が増える見通しであることは、貸す・売るのどちらにとっても有利に働きます。小さな自治体では、買い手・借り手の数そのものが限られます。6割前後が行き先未定という地域では、放置している家が特別ではありません。傷んだ住宅が多い状況では、修繕費を回収できるかどうかが判断の軸になります。
出典
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」/令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計
統計表:住宅及び世帯総数 居住世帯の有無(8区分)別住宅数-全国、都道府県、市区町村(表番号1-2-1)(e-Stat 統計表ID 0004021421)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021421
腐朽・破損あり空き家数の統計表:空き家の種類(4区分)、腐朽・破損の有無(2区分)、建て方(2区分)、構造(2区分)別空き家数-全国、都道府県、市区町村(e-Stat 統計表ID 0004021631)
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004021631
調査年:2023年(令和5年)。空き家率=空き家数÷総住宅数×100。 全国平均との差・順位・沖縄県内順位は、上記の公表値をもとに当サイトが機械的に算出したものです。 住宅・土地統計調査は標本調査のため、数値は推計値です。